軽快な機動性が魅力の「DS-30」
ではさっそくモバイルスキャナー『DS-30』から試そうではありませんか。
まず使う前に、見た目よりもずっと軽いことにビックリする。約325gでクラス最軽量(※4)だそうだ。そして小ささにもやっぱり驚く。折りたたみ傘サイズで、通勤に使っているショルダーバッグに入れても場所をとらない。会社で机の引き出しにインしてみると、あっさり入ってくれた。また、スキャンする際に場所を取らず、どこでも手軽に利用できる。
(※4)
A4シートフィードスキャン対応のモバイルスキャナーとして。2012年5月現在
写真、A4用紙、封筒、免許証、請求書、今年の確定申告用紙と、生々しいものをいろいろつっこんでいったが、すべて問題なく読んでくれた。なお、本製品ではスキャンした名刺を管理&検索できるソフト「Presto! Biz Card 5 SE」も添付。データ化するだけではなく、しっかり活用もできる仕組みだ。また、前述したように、スキャンボタンには、あらかじめスキャン条件を設定しておけば、ワンボタンで動作させることができる。拙者がスキャンするものはだいたい文字モノで、文字をくっきりさせてくれる自動補正機能がとても便利だ。いろいろスキャンして、いつも側で拙者をサポートしてくれるんだね、と思うと想いもひとしおである。
スキャンデータを外出先で確認
そんなDS-30は、メールやクラウドでデータを転送できると言う。コンパクトなのに、なんて健気にアシストしてくれるんだ。
まずはメール転送機能から試してみる。Gmailのアカウントを設定してスキャンすると、さっそくGmailにメールにスキャンデータが飛んでくる。ついで、Gmailで転送先に指定していたiPhoneにもデータが飛んできた。そのまま、カメラロールに登録し、iPhoneの壁紙に設定。このスピード感はイイ!
一方、クラウド連携で、もっとも使えたのがEvernote。パソコンにあらかじめインストールしてあるEvernoteのソフトと連携するので、ID・パスワードの入力は必要ない。設定で転送先をEvernoteにするだけで、スキャンした画像がEvernoteに放り込まれていく。
Evernoteの良いところはスマホでも見られるところ。アプリを開けばスキャンした画像がいつでも見られるし、検索できる。これまで地図が印刷してある招待状をiPhoneのカメラで撮るというデジタルなようでアナログなことをしていた。しかし、これからはDS-30に頼れば良い。一度にスキャンする量は少ないが、利用頻度の多い拙者には最高じゃないか。