初代iPadを写真チェックに利用している皆様へ
「だいぶ快適になっております!」
Retinaディスプレーの発色については、個体差およびパネルメーカーの違いがあるようで、厳密なチェックに使えるかの判断は難しいが、sRGBの再現率がほぼ100%なのでプリチェック用としては十分だし、被写体に確認してもらう目的でも活躍する。そんな使い方をする写真野郎どもは多いと思う。
筆者の場合、コスプレイヤーさんを撮影したあと、「Apple iPad Camera Connection Kit」を介してSDHCカードから写真を読み込ませて休憩中に確認してもらっている。そのときに気になるのが、読み込み速度だ。そこで、100枚の画像データ+10個の動画読み込み時間を計測してみた。
「Apple iPad Camera Connection Kit」接続から
プレビュー読み込み完了まで
撮影データは、ミラーレス一眼レフカメラ「NEX-5D」で撮影したRAWデータ100枚と、動画10個を使用。SDHCカードはClass10のものを使用した。カメラの映像素子サイズはAPS-Cなので、フルサイズの場合は、1.5倍程度と考えるといいだろう。結果として見ると、iPad 2と新iPadは誤差レベルといっていいだろう。
「Apple iPad Camera Connection Kit」接続から プレビュー読み込み完了までの時間 |
|
---|---|
種別 | 時間 |
初代iPad | 21.5秒 |
iPad 2 | 12.7秒 |
新iPad | 11.8秒 |
写真10枚の取り込み完了までにかかった時間
先のチェックで表示されたプレビューデータから、同一写真を10枚を取り込む速度を確認した。ファイルサイズの合計は約138MB。こちらもiPad 2と新iPadは約1秒差。
写真10枚を取り込むまでの時間 | |
---|---|
種別 | 時間 |
初代iPad | 30.6秒 |
iPad 2 | 13.5秒 |
新iPad | 14.2秒 |
筆者紹介――林 佑樹
フリーランスの編集・ライター、ときどきフォトグラファー。PCからスマホ、家電、生活雑貨、ゲームなど、よく分からないけど、いろいろやれる体になった。なんだかんだで、iPadレビューは3年連続。
新iPadをゲットしたら、真っ先にインストールしてほしいアプリは「e国宝」。ステキな時間泥棒アプリだ。
新iPadのスペック | |||
---|---|---|---|
Wi-Fiモデル | Wi-Fi+4Gモデル | ||
ディスプレー (解像度) |
9.7型IPS液晶(2048×1536ドット/264ppi) Retinaディスプレー/マルチタッチ/LEDバックライト/耐指紋性撥油コーティング |
||
CPU | Apple A5X(1GHz) | ||
グラフィックス機能 | PowerVR SGX543MP4 | ||
メモリー | 1GB | ||
ストレージ サイズ |
16/32/64GB | ||
LTE | ― | 4G LTE(700MHz、2.1GHz)、米国とカナダのみ | |
3G通信 | ― | UMTS/HSPA/HSPA+/DC-HSDPA、GSM/EDGE | |
無線LAN | IEEE 802.11a/b/g/n | ||
Bluetooth | Bluetooth 4.0 | ||
カメラ機能 | 前面:iSightカメラ/5メガピクセル(1080p HD) 背面:FaceTimeカメラ/VGA画質の静止画とビデオ(最大30fps) |
||
センサー | 加速度センサー/環境光センサー/ジャイロスコープ | ||
位置情報 | Wi-Fi/デジタルコンパス | Wi-Fi/デジタルコンパス/Assisted GPS/携帯電話通信 | |
バッテリー 駆動時間 |
無線LAN 利用時 |
最大10時間 | |
3G回線 利用時 |
― | 最大9時間 | |
本体サイズ | 幅185.7×厚さ9.4×高さ241.2mm | ||
重量 | 652g | 662g |
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