意外と使える!
新iPadのiShigtカメラ
新iPadのiSightカメラは、前回に紹介した通り500万画素裏面照射型CMOSセンサーを利用しており、ユニットとしてはiPhone 4と同じものを採用している(iOS側で絵作りを制御して分かりにくくしているが、中央のマゼンダ被りがそれを証明している)。その本体サイズが難点だが、写真も撮りたいというユーザーにとっては、新iPadのiSightカメラは、iPad 2のものより優れているのは確かだ。
ここでは、800万画素裏面照射型CMOSセンサーを搭載するiPhone 4Sとどの程度違うのか確かめるため、チェックを行なってみた。発色の確認には人物が一番なので、前回に引き続き、JDレイヤー・黒井あずさこと、あずにゃんに被写体になってもらった。
掲載した写真についての注意
今回掲載した画像のうち、「iPad 2」、新「iPad」、「iPhone 4S」で撮影した写真については、縮小せずにそのまま利用している(ただし、PNG形式からJPEG形式に変換)。このため、iSightカメラで撮影したデータのサムネイル画像をクリックすると、新「iPad」の場合解像度2592×1936ドットの画像、「iPhone 4S」の場合2448×3264ドットの画像が表示される。閲覧の際には注意してほしい。
「iSightカメラ」(アウトカメラ)―晴天下/順光気味
いずれも苦手なのか、そもそもOS側でのチューニングが原因なのか。肌色の“負けっぷり”がすごいため、撮影する必要がある場合はおとなしく木陰を利用したほうが無難だろう。
「FaceTimeカメラ」(インカメラ)―晴天下/順光気味
iSightカメラ―日陰
FaceTimeカメラ―日陰
iSightカメラ―店舗内
FaceTimeカメラ―店舗内
夜間の撮影は苦手
ここまでのテストでは、夜や薄暗い部屋を除いて、3種類の状況での写真比較を行なってきた。では、夜や薄暗い部屋の場合は? というと、やはりノイズが多くなる。iPadシリーズはLEDフラッシュがなくそして重いため、あまり実用的ではない。手持ちの場合はとくに手ぶれが起きやすくなるため、外の風景であれば窓ガラスに密着させたり、「iPad Smart Cover」を使用して撮影するといい。
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