新「iPad」の3D性能と
Retinaディスプレーの影響が判明
では、ベンチマークを行なっていこう。チェックに利用したアプリは「OpenGL Extensions Viewer」(無料)だ。
ただし、OpenGL Extensions ViewerはRetinaディスプレーに対応しているのかどうか確証がなかったため、念のため、Safari上で確認できるHTML5ベンチマークとして「HTML5のWebベンチマーク」「Peacekeeper - free universal browser test for HTML5 from Futuremark」、JavaScriptベンチとして「Kraken JavaScript Benchmark (version 1.1)」でもベンチマークを行なった。
なお、「Geekbench 2」については、ベンチマーク結果の差があまりなかったため、『『新「iPad」―感性を刺激する未体験の解像感がポストPCの未来を斬り開く』で確認してもらいたい。
Geekbench 2 | |||
---|---|---|---|
価格 | 85円 | 作者 | Primate Labs |
バージョン | 2.2.8 | ファイル容量 | 15.4 MB |
カテゴリー | ユーティリティ | ユーザーの評価 | (1) |
対応デバイス | 全機種 | 対応OS | iOS 3.1以降 |
OpenGL Extensions Viewer
「OpenGL Extensions Viewer」でのベンチマーク設定は、「Scene」を「Iron Fist Boxing King」に固定し、「OpenGL ES:1.1」「OpenGL ES:2.0」の2種類でそれぞれチェック。そのほかの項目はデフォルトのままにした。
OpenGL ES:1.1は3台とも58fps以上の結果になったが、OpenGL ES:2.0では、新iPadが「59.7fps」、iPad 2が「36.5fps」、初代iPadが「9.5fps」と、グラフィック性能の差が露呈する結果になった。OpenGL Extensions Viewerは、Retinaディスプレーに対応こそしていないが、テストの様子を見ると解像度に合わせて表示しているようだ。ベンチ中の画像も掲載しているので確認してもらいたい。
OpenGL Extensions Viewer | |||
---|---|---|---|
価格 | 無料 | 作者 | Realtech VR |
バージョン | 1.11 | ファイル容量 | 4.5 MB |
カテゴリー | ユーティリティ | ユーザーの評価 | (1) |
対応デバイス | 全機種 | 対応OS | iOS 4.0以降 |
この連載の記事
-
第2回
iPhone
500万画素の新iPad「iSightカメラ」、動画撮影やiPhotoを検証 -
第1回
iPhone
2048×1536表示のRetinaはマジ美麗! 新iPad外観チェック -
iPhone/Mac
新「iPad」は今こそ買い時! そのすべてを徹底検証 - この連載の一覧へ