このページの本文へ

PC画面を4K2K REGZAに出力できるアダプターが登場

2012年03月27日 16時00分更新

文● ASCII.jp編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷
「THD-MBA1」

「THD-MBA1」

 東芝は4K2K(3840×2160ドット)液晶テレビ「REGZA 55X3」のオプションとして、4K2K映像入力アダプター「THD-MBA1」を発表した。3月30日発売予定で、予想実売価格は20万円前後。

本体背面。中央にHDMI入力が4系統あり、左側にREGZA用出力(専用端子)がある。REGZA用出力は映像信号のみの伝送となるため、音声は別途アナログまたは光デジタルで出力する(右側)。なお、HDMI1本で4K2K伝送できるデバイスについては、「D」の端子に接続することでREGZAに出力可能。その際はほかのHDMI入力端子は無効となる

本体背面。中央にHDMI入力が4系統あり、左側にREGZA用出力(専用端子)がある。REGZA用出力は映像信号のみの伝送となるため、音声は別途アナログまたは光デジタルで出力する(右側)。なお、HDMI1本で4K2K伝送できるデバイスについては、「D」の端子に接続することでREGZAに出力可能。その際はほかのHDMI入力端子は無効となる

動作確認済み機材である、ワークステーション向けビデオカード「AMD ATI FirePro V7900」。DisplayPortを4系統搭載するが、それをHDMIに変換してTHD-MBA1に入力

PCの画面を表示。Google Mapも超高解像度で表示できる

PCの画面を表示。Google Mapも超高解像度で表示できる

ディスプレーのプロパティ。3840×2160ドットで出力されている

ディスプレーのプロパティ。3840×2160ドットで出力されている

JVCケンウッドの4K2Kビデオカメラ「GY-HMQ10」の映像を表示

JVCケンウッドの4K2Kビデオカメラ「GY-HMQ10」の映像を表示

 55X3には4系統のHDMI入力があるが、いずれもフルHD(1920×1080ドット)までの対応で、超解像技術などによりアップコンバートして表示させる仕様となっている。

 THD-MBA1はHDMI×4系統を1つの出力として55X3に入力するアダプターで、これを使用することで60fpsの4K2K映像を4系統のHDMIに分割して出力するデバイス(業務向けビデオレコーダーやワークステーション向けグラフィックカードなど)の映像を、55X3でドット・バイ・ドット表示できる。

 また、30/24fpsの4K2K映像であればHDMI×1系統で伝送可能(AMD Radeon HD 7750などのビデオカードが対応)で、その映像もTHD-MBA1を介して55X3で4K2K表示ができる。

上のノートPC4台のHDMI出力を下の55X3に4分割表示

上のノートPC4台のHDMI出力を下の55X3に4分割表示

設定画面。音声はHDMI4系統のうち1系統のみ入力が可能。メニューから選択する

設定画面。音声はHDMI4系統のうち1系統のみ入力が可能。メニューから選択する

4K2K外部入力時はドット・バイ・ドット固定で、映像モードのようなメニューもない

4K2K外部入力時はドット・バイ・ドット固定で、映像モードのようなメニューもない

 さらに、4系統のフルHD映像を4分割で表示することも可能。ただし、THD-MBA1はHDCPに非対応なため、Blu-ray Discレコーダーなどの映像入力はできない。

 同社のデジタルプロダクツ&サービス 第一事業部 国内企画・マーケティング部 本村裕史氏によると、同社は今年、4K2K関連製品を強化していくとのことで、本製品はその第一弾であると語った。4K2Kについては「テレビの高画質化、高精細化の広がりのひとつ」として、4K2Kのトレンドを加速させていきたいとした。

■関連サイト

カテゴリートップへ

週刊アスキー最新号

編集部のお勧め

ASCII倶楽部

ASCII.jp Focus

MITテクノロジーレビュー

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード
ピックアップ

デジタル用語辞典

ASCII.jp RSS2.0 配信中