東芝から、ゴルフ場の芝目を立体的に表現できるというミドルクラスの液晶テレビ「REGZA 50G5」が発表された。ラインアップは50V型のみ。6月下旬発売予定で予想実売価格は20万円前後。
このお披露目イベントが白金高輪の「ゴルフラウンジ SHIROKANE CLUB」で開催され、プロゴルファーの金子柱憲さん、タレントの森下千里さん、お笑いタレントの芹沢名人さんがゲストとして登壇。同社デジタルプロダクツ&サービス社 商品統括部 TV商品部 日本担当の本村裕史氏とAV評論家の藤原陽祐氏を加えて座談会形式で製品説明(とゴルフ談義)が行なわれた。
50G5の“G”は「ゴルフのG、グリーンのG」(本村氏)というように、映像設定の「コンテンツモード」に「ゴルフモード」が加わっているのが最大の特徴。ゴルフモードでは、グリーン特有の輝度を検出した際に、従来機からの「質感リアライザー」でゲインをアップし、細かい起伏の差などをより見やすくする。
さらに「カラーテクスチャー復元」により、芝の濃い部分を強調することで芝目が精細になる。加えて、ゴルフ中継は日中行なわれるが、ボールやゴルフウェアなどの白色が白飛びしないようにコントラスト感をチューニングしている。
本機能について本村氏は「まずはベントグリーンかコウライグリーンか、画面の中だけですぐわかる」「ボールもディンプルの違いまでわかることを目指した」とのこと。
また、藤原氏も「REGZAがえらいのは、芝の明かりを抑えて、わりと質感を出すような処理をしている」と画質を評価した。
機能面では、番組検索のジャンルがはじめから「ゴルフ」に設定されているほか、リモコンの「10秒戻し」というボタンを押すことで、スイング時のフォームなどを繰り返しチェックすることができるという。
特に10秒戻しについて森下さんは「すごくいい! なんならテレビ画面に(スイングチェック用の)テープ貼りたい」と感動していた。
最後に芹沢名人が「購入したいんですが、家庭の中で私権力がないので、買いたくても購入できないんですけどどうしたらいいですかね?」と本村氏にたずねると、本村氏いわく「パパが買いたいと思っても家族みなさんの同意がないと買えない。決定権はママが持っている」ので、「店頭では(Gは)ジーニアスとかグレートとかの意味合いで、ゴルフとは書いてません」とのこと。
本機は(正式には)「ファミリーレグザ」と銘打って、家族みんなでの使用を訴求している。たとえば、地上/BS/110度CSチューナーをそれぞれ2基ずつ搭載することで裏番組の録画に対応。家族みんなでテレビを見ていても、その裏番組を録画して後で見ることができる。
なお、本機にはHDDは内蔵しておらず、別途外付けのUSB HDDが必要になる。USB HDDはUSBハブを利用することで、最大4台まで同時接続が可能。録画する番組を「おとうさん」「おかあさん」「ぼく」といった、家族それぞれのフォルダーに保存するように指定できる。
そんな本機の買い方について本村氏は「お子さんにはゲームが最高にきれい、アニメモードでアンパンマンが最高にきれい」「ママには福山さんが宣伝しているテレビ」という訴求の仕方をアドバイスした。