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管理に悩むエンタープライズ向けのボックス型スイッチ

改良型スタックと統合管理でEffortlessを謳うブロケードスイッチ

2012年03月09日 06時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

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3月8日、ブロケード コミュニケーションズ システムズ(以下、ブロケード)はエンタープライズ向けのスイッチ群を新たに発表した。「Effortless Network」を旗印に、運用管理負荷の軽減のために新しいスタックや管理技術を投入する。

2つの新技術で管理負荷を軽減

 ブロケードが今回投入したのが、L2スイッチの「Brocade ICX 6430」、L3スイッチの「Brocade 6450」の2機種。両者とも1Uラックマウントのボックス型スイッチで、銅線の1GbEが24ポートと48ポートのモデルがあり、それぞれにPoE/PoE+モデルもあるため、計8モデル用意されている。アップリンクはICX 6430が1GbE×4、ICX 6450が10GbE×4で、これらを用いたスタッキングも可能。従来機種となる「Brocade FCX-S」、昨年11月にリリースしたハイエンド機種「Brocade ICX 6610」とあわせて、エンタープライズのエッジ利用を想定している。

L2スイッチの「Brocade ICX 6430」、L3スイッチの「Brocade 6450」

 新製品登場の背景について説明したブロケード 代表取締役社長の青葉雅和氏は、ビデオやモバイルなどの台頭、仮想化の隆盛などにより、エンタープライズネットワークではトラフィック増加や管理負荷が大きな問題になってくると指摘した。こうした課題に対して、ブロケードはEffortless Networkという目標を掲げ、手間のかからない次世代ネットワークを実現する機器を提供するという。続いてブロケード エンタープライズシステムエンジニアリング本部 本部長 村田眞人氏は、このEffortless Networkを実現するため2013年前半に盛り込まれる2つの新技術について説明した。

ブロケード 代表取締役社長の青葉雅和氏エンタープライズシステムエンジニアリング本部 本部長 村田眞人氏

 1つめの「シングル・ポイント・マネジメント」とは、スタックをまたいだ管理を単一のIPアドレスから行なう機能。ポリシー設定や適用が容易になり、人的な設定ミスを防ぐことにつながるという。「既存のスタックやバーチャルスイッチと違って、あくまで管理だけを統合するもの」(村田氏)とのことで、従来のコントロールプレーンからマネジメントを切り出し、シャーシ型スイッチのように扱う技術とのことだ。

シングル・ポイント・マネジメント

 2つめの「ミックス&マッチスタッキング」は、異機種で単一のスタックを組む機能。L2スイッチのICX 6430は1Gbps×4、L3スイッチのICX 6450は10Gbps×4でスタックが組めるが、これらの機種を混在してスタックすることが可能になるという。そのため、最初はL2スイッチのスタックのみで、その後L3スイッチを追加するといった柔軟性が得られるほか、スタックのすべてを高価なL3スイッチに統一しなくてもよいという。

ミックス&マッチスタッキング

 その他、ICX 6430や6450は省エネ仕様のEnergy-efficient Ethernet(EEE)やL2レベルの暗号化機能であるMACsecなどの新規格にハードウェアレベルで対応する。国内での販売はすでに開始されており、出荷は3月19日の予定となっている。

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