
本連載「Apple Geeks」は、Apple製ハードウェア/ソフトウェア、またこれらの中核をなすOS X/iOSに関する解説を、余すことなくお贈りする連載です(連載目次はこちら)。
UNIX使い向けを始め、Apple関連テクノロジー情報を知りつくしたいユーザーに役立つ情報を提供します。
アプリは次世代リモコンの実験場?
AV機器のリモコンといえば、ほとんどの人が「小さなボタンが多数配置された黒い縦長の小箱」を連想するはず。機器に狙いを定めボタンを押す、利用風景までもが日本中の共通認識といっていい。それほど赤外線型リモコンは広く深く世間に浸透している。
しかし、すでに「リモコン」の再定義が必要な時期にきているのではないか。いろいろな意味で、いまだ大半を占める赤外線型リモコンには限界がきているからだ。
赤外線は指向性が高く、リモコンに採用した場合はどうしても機器を狙い撃ちするようなポーズになってしまう。通信速度を向上させ、より多くの情報を伝送することは技術的に可能だが、Bluetoothや無線LAN(IEEE 802.11x)といった低指向性の通信規格を低コストで利用できる現在、あえて赤外線を進化させる方向に進むとは考えにくい。
しかも近頃では、iPhoneなどのスマートフォンにリモコンの機能を兼ねさせることがちょっとした流行で、多くのAV機器メーカーがリモコンアプリを公開している。話題作りの側面は差し引いて考えるにしても、キーボード/ポインティングデバイス的な機能はスマートフォンのほうが実現しやすく、アプリとして実装すれば開発コストも抑えられる。比較的取り組みやすい素材なのではなかろうか。
一方、近頃ではZigBee(IEEE802.15.4)など、無線LANと同じ2.4GHz帯を利用したリモコンも実用化されている。IEEE802.15.4は即時送信性や電力消費量の観点からしてもリモコンに適しており、今後さらに普及するだろう。しかし、ユーザーインターフェース(UI)は従来の赤外線型をそのまま踏襲しているリモコンがほとんどだ。
リモコンアプリなんて使いたくない、という声も耳にするが、現在の状況を「次世代リモコンの実験場」ととらえるとどうだろう? テレビもレコーダーも、アナログ時代に比べ格段に多機能化している以上、UIの型の再定義が求められ、従来のリモコンからの移行期間も必要になる。これぞ、というリモコンの「型」が見つかれば、そこに収れんされていくと考えているのだが……。
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RZコマンダー ![]() |
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価格 | 無料 | 作者 | 東芝 |
バージョン | 1.4.0 | ファイル容量 | 6.0 MB |
カテゴリー | エンターテインメント | ユーザーの評価 | ![]() ![]() ![]() |
対応デバイス | 全機種 | 対応OS | iOS 3.1.3 |
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VIERA remote ![]() |
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価格 | 無料 | 作者 | Panasonic |
バージョン | 1.10 | ファイル容量 | 14.4 MB |
カテゴリー | エンターテインメント | ユーザーの評価 | ![]() ![]() ![]() |
対応デバイス | 全機種 | 対応OS | iOS 4.2 |

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