電撃オンラインとASCII.jpが「F1 2011」でサイドバイサイド! 第3回
「F1 2012」の発売を祈って
「F1 2011」からF1の今シーズンを予測する!
2012年02月15日 18時00分更新
F1の2011年シーズンを振り返ってみた
──編集部対決の反省をしてもらったところで、ちょっと真面目な話を。F1の2011年シーズンはそれぞれどう感じましたか?
サクマ なんと言っても自分自身初、悲願の生観戦した日本GPが一番印象に残っているね。東日本大震災を受けてすぐ「がんばろう日本」を掲げて被災地にエールを送り、さまざまな慈善活動にも積極的に協力してくれたドライバーやチーム・レース関係者の皆さんに改めて感謝! セバスチャン・ベッテル選手のマックスターンも、自身のチャンピオン確定祝いだけでなく、日本全体へのエールとして、2コーナーの目の前でしっかり受け取りました。
世界中から選りすぐられた超一流ドライバー同士の真剣勝負。その中にたった独りで戦いを挑み続けているサムライ・小林可夢偉選手の姿には、日本人の誰もが勇気づけられているんじゃないかな。特にカナダGPでは一時2位を走るなど、日本全体が可夢偉に熱い声援を送ったはず。自分もそんな一人です。
YK3 そうですね、何にしてもベッテルが主役の年だったなー、と。圧倒的かつ安定感のある走りで、4戦を残して日本GPでチャンピオンを決めてしまうところは、まじめにすごいなと思いましたね。そしてマシンに目を向けると、2011年から搭載されたDRSとKERSのおかげで見どころが増えました。これまでのドライビングテクニックに加えて、ハイテクシステムをいかに使いこなせるかが重要ということで、私もそのあたりのせめぎ合いに注目してましたね。
あと、日本人ドライバー小林可夢偉が明らかに不完全燃焼だったというところですかね。チーム・マシンコンディションがよければもっと上に行けたはずです。まだまだ可夢偉はこんなもんじゃないぜ!
スエオカ そうですね、僕もやっぱり小林可夢偉選手とベッテル選手に尽きるかなあ。WRCでセバスチャン・ローブが8年連続チャンピオンとかいう、とんでもない偉業を成し遂げてますけど、ベッテルもそれに続いてほしい。マシンが速いからだ、とか言われてることもあるんですけど、それだけじゃ勝てないのがF1。速いマシンのポテンシャルを引き出せるドライバーだからこそ、2年連続チャンピオンになれたわけで。YK3さんと同じく、可夢偉はあの位置にいるドライバーじゃないと思います。またまたグッスマのスポンサードも決まったし、2012シーズンの活躍を期待しちゃいます。
あとはタイヤがピレリになったことで、かなり戦略的に走らないといけなくなったし、見ている側からするといきなりタイムが落ちたりして「何事だ!?」と混乱させられることもあった(笑)。ドライバーからしたらいきなりグリップが落ちるって恐ろしいよなあ。あと、KERSとDRSですけど、最初このふたつが導入されると聞いたときは「そういう小細工が時として足下をすくうこともある」とか思って、割と否定的だったんですけど、いざシーズンが始まってみると意外と面白くて。まさにゲーム的で。「F1 2011」でもこの2つをどう使うか、どこで使うかで勝てたり勝てなかったりするし、レースを面白くしてくれたと思います。
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