2月7日、日本SGIはモジュラー型ストレージ「SGI Modular InfiniteStorage シリーズ」を発表した。
SGI Modular InfiniteStorage シリーズは、HDDを各製品共通の独自モジュール「ブリック」に格納する方式を採用。1ブリックには、3.5インチのSAS/SATA HDDを9台、もしくは2.5インチ SAS HDD/SSDを18台格納できる。ブリック構造の開発により、企業やデータセンター事業者における急激なデータ増加に対して、ディスク増設の効率性と省スペース性を高めることが可能になるという。
製品の基本構成は、「SGI Modular InfiniteStorage JBOD」と「SGI Modular InfiniteStorage Server」の2種類。
SGI Modular InfiniteStorage JBODは4U筐体に9ブリックの格納が可能で、3.5インチHDDなら81台、2.5インチHDDなら192台を搭載できる。3TBのHDDを利用すれば、合計容量は最大243TBとなる。標準の19インチラックに搭載できるJBOD製品としては業界最高の格納効率だという。
SGI Modular InfiniteStorage Serverは、JBODと同じ筐体にサーバーモジュールを搭載しており、ファイルサーバーとして利用可能な製品。サーバーモジュールには、Xeon E5プロセッサ(1.8~2.9GHz)を2個搭載でき、サーバーモジュール自体も2枚構成が可能となっている。
SGI Modular InfiniteStorage シリーズの価格は、162TB(2TB 3.5インチSATA HDD×81)のSGI Modular InfiniteStorage JBODで1027万円。