NECやNECソフト、キヤノン販売、ソフトバンク、モルガン・スタンレーなどから株式買収
日本SGI、10年ぶりに米SGIの100%子会社に
2011年03月11日 06時00分更新
3月10日、日本SGIは、同社が米SGIの100%子会社になったと発表した。米SGIがNECなどから合計1790万ドル(約15億円)で買い取ったことによるもの。
日本SGIは、たびたび社名が変わっている。1987年に米SGI(当時はSilicon Graphics)の100%子会社「日本シリコングラフィックス」として設立されるも、1997年に日本クレイと合併し「日本シリコングラフィックス・クレイ」に社名変更。しかし、翌年には日本シリコングラフィックスに戻り、さらに1999年には現社名の「日本SGI」に変更されている。
出資率は前述の通り、当初は米SGI100%であったが、2001年にNECとNECソフト、2005年にキヤノン販売やソフトバンクグループなどからの出資を受けている。さらに、2006年の米SGIの実質的な倒産の後、モルガン・スタンレー証券が株主に加わり、米SGIの出資比率は10.5%となっていた。