HPCサーバーの新ブランド「SGI Prismシリーズ」の第一弾
日本SGI、ハイブリッド型HPCサーバー「SGI Prism XL」発表
2010年12月28日 06時00分更新
12月27日、日本SGIはハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)サーバーの新ブランド「SGI Prismシリーズ」を発表した。第1弾製品として「SGI Prism XL」を2011年1月下旬より出荷開始する。
SGI Prism XLは、演算処理装置としてCPUおよびGPUを併用するハイブリッド型HPCサーバー。GPUはNVIDIA TeslaとAMD FireStream、またアクセラレーターとしてTileraのTILEncoreが搭載可能で、用途やアプリケーションに応じて選択できる。
幅146.8×奥行き943×高さ84.8mmのスティック型筐体にハードウェアを搭載。スティックあたり、Opteronを最大2ソケット、GPUを最大4枚、メモリを最大128GB(8DIMM×16GB)、内蔵ディスクを最大4TB搭載可能で、PCI Express(2.0)x16を4スロット標準装備する。高さ2Uの専用エンクロージャに3本のスティックを搭載でき、標準的な19インチキャビネットに最大63本のスティックを搭載できる。オペレーティングシステムは、Red Hat Enterprise LinuxおよびCentOSが選択可能。
同社では、GPUの活用による演算速度の向上と省電力化の両立、高密度化によるコスト削減を同時に可能にするという。
価格は、2Uラックにスティック3本を搭載、1スティックあたりOpteron 4100番を2ソケット、250GB SATA HDD×2台、8GBメモリ、AMD Firestream 9370×2枚の構成で576万1000円(税抜)。
