5月16日、日本SGIはディスクベースのデータアーカイブシステム「SGI ArcFiniti」を発表した。
消費電力を大幅に削減するとともにデータ完全性を確保し、単一のラックに1.4PB以上の有効ストレージを構成する。ディスクを採用することで、テープに比べてパフォーマンス、アクセス性、長期のデータ完全性に優れた高性能なネットワークアクセスを実現しているという。
また、ハードウェアの健康状態やデータの完全性を能動的にモニターするソフトウェアを搭載。アーカイブされたデータを有効な状態、長年経過した後でもアクセス可能な状態を確保する。さらに、機械的な問題を探知すると、データを能動的に移動してデータ完全性を検証するとともに、欠陥部分を交換するようシステム管理者にアラートを出す。これにより、ディスク障害が起きた際にシステムをオフラインにし、費用のかさむRAIDの再構築を行なう必要が大幅に低減されるとしている。
データ容量は、圧縮前の利用可能アーカイブ容量で、156TBから最大1.4TP。価格は156TB構成の「A156モデル」で、4300万円。出荷開始は5月25日となる。