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Windows Azure Platformを使用したHPCソリューションは国内初

高負荷時はAzureを活用!CTCとMSがHPCソリューション

2011年11月11日 06時00分更新

文● アスキービジネス編集部

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 11月10日、伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)と日本マイクロソフトは、両社のデータセンターを連携させたクラウドソリューションにおける協業を発表した。

通常時はCTCデータセンターで処理し、高負荷時にはWindows Azure Platformのリソースを活用

 これは、CTCのHPC(High Performance Computing)環境と日本マイクロソフトのWindows Azure Platformを連携し、システムへの投資を抑えて計算処理量の急激な変動に対応できるHPCソリューションを提供するというもの。CTCがCTCデータセンター内にHPC環境を構築し、必要に応じてWindows Azure Platformのリソースを活用することで、一時的なシステム負荷に柔軟に対応できるハイブリッド型のソリューションとなる。

 ユーザー企業は、平常時のシステム負荷に合わせてHPC環境を構築でき、Windows Azure Platformが時間単位での課金であるため、ピーク時に合わせたシステムと比較して、最大で7割のコスト削減が実現できる。Windows Azure Platformによるリソースの増強は最短一日で準備でき、急激なビジネス環境の変化にも対応可能だ。

 こうした、Windows Azure Platformを使用したHPCソリューションは国内で初めてだという。まずは、保険会社を中心として金融機関向けに、リスク計算等における一時的な計算処理量の増加に対応するHPCソリューションを開発し、両社共同で営業展開していく。

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