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「SMB向け無停止型プラットフォームワンストップサービス」を提供

CTCSP、HPサーバ-とAvanceがセットの中小向け事業継続

2011年11月18日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 11月17日、伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)のグループ会社であるシーティーシー・エスピーは、IT管理者のいない中小企業向けの事業継続ソリューション「SMB向け無停止型プラットフォームワンストップサービス」を発表した。

 これは、日本ストラタステクノロジーの無停止型仮想化ソリューション「Stratus Avanceソフトウェア」と日本ヒューレット・パッカードのIAサーバー2台、およびCTCグループの全国保守サービス網を組み合わせた、サーバー障害を事前に検知して自動的に業務を継続するソリューション。ビジネスに欠かせないメールサーバーやデータベースサーバーなどを仮想化して1台の物理サーバー上に構築し、シングルシステムと同様のシンプルな運用管理を実現する。

 Avanceソフトウェアはハードウェアの状況を常時監視しており、障害が発生する前に障害予兆や異常を検知。同時にプライマリサーバーとセカンダリサーバーの両方のディスクにデータをミラーリングする。プライマリサーバーの障害予兆や異常を検知すると、自動的にセカンダリサーバーにライブマイグレーションを実行し、アプリケーションを止めることなく自律連続稼働を継続させる。

 出荷時にサーバーにAvanceソフトウェアがインストールされているため、導入した日から利用可能となる。障害発生時には専用窓口が対応し、ハードウェア障害であればオンサイト保守によるサポートも行なう。また、マイグレーションサービス、ゲストOSのインストールなどもオプションで用意する。

「SMB向け無停止型プラットフォームワンストップサービス」の対応環境

 Avanceソフトウェアは、2台の物理サーバーをプライベートリンクで接続することでローカルディスクのミラーリングを行なう。これにより、SANなどの高価な外部ストレージやミラーリングソフトウェアが不要となり、標準的で低価格のIAサーバー2台で運用が行なえる。また、標準装備された仮想化機能、ハードウェアの予兆検知機能、ライブマイグレーションなどのフォールト・トレラント機能を利用することで、専門技術も不要で、きわめて低コストで連続可用性のインフラを構築できるという。

 SMB向け無停止型プラットフォームワンストップサービスは12月1日より販売を開始する。価格は、初年度の保守サポート料金込みで248万円から。

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