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買うならどっち!? モバイルノートとタブレットをジャッジする 第2回

タブレットとモバイルノートではどちらがビジネスに使える?

2011年11月01日 12時00分更新

文● 柳谷智宣

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パソコンならGoogleカレンダーが定番

 ビジネスのスケジュールを管理するなら、定番は「Googleカレンダー」や「Outlook」だ。両者を連携させて利用している人もいるだろう。長年の進化を遂げた「Outlook」やUIがリニューアルした「Googleカレンダー」の使い勝手は、文句の付け所がない。Macに標準搭載されている「iCal」も非常に高機能で、使いやすく設計されている。とはいえ、ノートPCを開いているなら問題はないのだが、ほかの作業をしていたり移動中だった場合、すぐに予定をチェックするのが難しい。また、予定時刻が近づいてきた時に通知してほしいなら、リマインダーメールを携帯端末に送るといった設定が必要になる。

会社で採用しているところの多い「Outlook」

スマートフォンなどとも連携できる「Googleカレンダー」も大人気

 iPadとAndroidタブレットの両方とも、標準の「カレンダー」アプリでGoogleカレンダーと同期することができる。自宅や会社のPCで登録した予定を、タブレット端末でチェックできるのだ。スマートフォンと比べて画面が大きいので、月間表示でも快適に閲覧できる。予定の追加ももちろん可能で、詳細な情報やリマインダー、繰り返しなどの設定も行なえる。

 タブレット端末は、リマインダーをバイブレーションやサウンドで通知してくれるので、バッグの中に入れていてもすぐにわかる。内容を確認する際、移動しながらでもさっと取り出して、即表示できるのが便利だ。

AndroidならGoogleアカウントとひも付けるのが基本

iPadでGoogleカレンダーを同期するには、「Microsoft Exchange」アカウントとして登録し、カレンダーの同期を「オン」にする

iPad 2のカレンダーアプリは手帳のようで見やすい

 自宅や会社のPCでOutlookを使っているなら、「Google Calendar Sync」を利用しよう。OutlookとGoogleカレンダーを同期してくれる常駐ソフトで、タブレット端末で追加した予定もOutlookに反映されるようになる。MacならOSの標準機能で「iCal」と「Googleカレンダー」を同期できる。

ソフトをインストールし、アカウント情報を設定。「Sync Options」で「2-way」を選択すればいい。同期間隔は10分以上にしておくこと

Macの場合、iCalの「環境設定」→「アカウント」でGoogleアカウントを設定し、同期させる

スケジュール管理のしやすさは接戦
僅差でタブレット端末の勝ち!

 ノートPCでのスケジュール管理も問題なく行なえるが、活用部分でタブレット端末のほうがやや便利に使える。端末のコンパクトさやバッグから出して即使える手軽さがアドバンテージだ。

次回は、AVやゲームの使い勝手をチェック!

 最終回となる次回は、動画再生やゲームなどの使い勝手をチェックするエンターテイメント編をお伝えしよう。さまざまなファイル形式の動画を再生したり、プラットフォームごとに人気のあるゲームをチェックする予定だ。

筆者紹介─柳谷智宣

著者近影 柳谷智宣

1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。日経パソコンオンラインで「ビジネスPCテストルーム」、週刊SPA!で「デジペディア」を連載するほか、パソコンやIT関連の特集や連載、単行本を多数手がける。近著に「ポケット百科 GALAXY SII 知りたいことがズバッとわかる本」(翔泳社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)、「ポケット百科 GoodReader 知りたいことがズバッとわかる本」(翔泳社)。


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