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T教授の「戦略的衝動買い」第166回

必ずウケる”おかしなゼンマイ腕時計” 「NAZCA」を衝動買い

2011年10月27日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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精度は腕時計開発の目標ではなくなり、目的個性化の戦国時代を迎える

 100均の腕時計と超高額な腕時計は一体なにが違うのだろう。1日は24時間で1年は365日、枯れたテクノロジーになったクォーツ技術を採用した腕時計ムーブメントが世界中の隅々まで供給され、ごく普通に市場に流通している部品を組み合わせて腕時計を作るとすれば、もはや不正確な腕時計を作ることは難しい時代となった。

100均腕時計は100円であることが唯一の目的だ

 腕時計を評価する基準にはいくつかの視点がある。しかし、クォーツ技術の登場は、世界中のありとあらゆる腕時計メーカーが過去何百年の間、戦ってきた最も重要な腕時計の機能であった「正確性」という項目を、評価基準から完全に除外してしまった。

 残るのは、多機能性や宝飾性、堅牢性だ。そしてITワールドの進化と環境保護の視点から、新しく加わった評価基準には、ネットワーク性能やエコ性能などがある。一方、昨今流行の廉価版デザイナーズ・ウォッチが目指す評価基準には、デザイン性やアッと驚くチープな意外性等がある。

 筆者が衝動買いした腕時計は、その「チープな意外性」を“大人の遊び心”で実現したメカ的なユーモア溢れる腕時計だ。腕時計の製造メーカーは、スイスに本社を置く知る人ぞ知るRSW (RAMA SWISS WATCH)。既に多くの商品を世界市場に送り出しているが、今回ご紹介するのは「NAZCA」(ナスカ)と名付けられた大型のクロノグラフ・オートマチック腕時計だ。

文字盤を見る限りごく一般的なクロノグラフ・カレンダー腕時計だ

「戦略的衝動買い」とは?

 そもそも「衝動買い」という行動に「戦略」があるとは思えないが、多くの場合、人は衝動買いの理由を後付けで探す必要性に迫られることも多い。

 それは時に同居人に対する論理的な言い訳探しだったり、自分自身に対する説得工作であることもある。このコラムでは、筆者が思わず買ってしまったピンからキリまでの商品を読者の方々にご紹介し、読者の早まった行動を抑制したり、時には火に油を注ぐ結果になれば幸いである(連載目次はこちら)。

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