“オンデマンドで持ち主に現在時刻を知らせる”という腕時計の基本機能を携帯電話が奪い去って既に10年以上が経過した。ケータイの普及度が現在ほどになる以前なら、腕時計の最重要使命は、正確な現在時刻を持ち主に知らせることだけだった。そのためには、「分かりやすさ」と「見やすさ」だけがプロダクトの要件だった。
しかし、現在時刻が常時ディスプレー上に表示されているケータイやスマートフォンの出現で、腕時計はまったく別の新しい存在意義が溢れ出てくるプロダクトに自らが変身しなければ、同じ地球上に存在する意義はほぼなくなってしまった。
すでに幾多の時計メーカーは姿を消したが、伝統的老舗メーカーの中にも得意とする分野を継承拡大し、今も生き延びているメーカーもある。また同時に今までまったく思いつかなかった特徴を備えた個性的な新進ウォッチブランドも登場した。
現代には、伝統的真面目さの腕時計、いつでも現金化可能な一部の流通型ブランド腕時計、アクセサリー&ストリート系、マニアックメカ系、大人買いする子供系、ビンテージ系、デザイナーズブランド系、会話誘発型コミュニケーション系、100均系、などなど多くの新しいジャンルに分化成長してきている。
今回ご紹介する腕時計は「ZIIIRO GRAVITY」というモデルだ。ZIIIRO社は今年の春、日本に初上陸したドイツの新進腕時計ブランドだ。ドイツと言えばSINNやハンハルト、そしてブラウンなどの変わり種も含めると、世界的な腕時計ブランドが群雄割拠する日本と同じ精密機器王国だ。
「戦略的衝動買い」とは?
そもそも「衝動買い」という行動に「戦略」があるとは思えないが、多くの場合、人は衝動買いの理由を後付けで探す必要性に迫られることも多い。
それは時に同居人に対する論理的な言い訳探しだったり、自分自身に対する説得工作であることもある。このコラムでは、筆者が思わず買ってしまったピンからキリまでの商品を読者の方々にご紹介し、読者の早まった行動を抑制したり、時には火に油を注ぐ結果になれば幸いである(連載目次はこちら)。
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事
-
第871回
スマホ
フロッピーの皮を被ったSSDエンクロージャ、懐かしさに負けて衝動買い -
第870回
スマホ
Halliday Smart Glassesを衝動買いも、使い出した日から…… -
第869回
スマホ
240W対応ケーブル一体型チェッカーを衝動買い E-marker通信の“空中分解”を追う -
第868回
スマホ
「組み立てる道具」と「生き残るための道具」の違い Emergency Tool ハントマンライトを衝動買い -
第867回
スマホ
名機たちの「音の魂」をハックする快感! 究極の汎用イヤホン「JPRiDE Model i ANC MK2 QUEST」を衝動買い -
第866回
スマホ
「スマホが充電できる」と錯覚してimutoの単3型“緊急電源”を脊髄反射衝動買い -
第865回
PC
SSDの寿命を診る名医か楽天家か? 検査機能付きSSDエンクロージャを衝動買い -
第864回
トピックス
超怪しい折りたたみT型スタンド付き240W急チャーケーブルを衝動買い -
第863回
トピックス
たかがハケ、されどハケ 世田谷電器のキーボード掃除神器「HAKETE」を衝動買い -
第862回
スマホ
筆者も愛用した往年のMacをオマージュした置き時計を衝動買い -
第861回
スマホ
「思想は未来、端子は過去」のリン酸鉄系リチウムイオン電池を衝動買い - この連載の一覧へ











