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T教授の「戦略的衝動買い」 第170回

大きく重くて値段の高い「Boogie Board rip」を衝動買い

2011年11月24日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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第三世代とも呼べる「Boogie Board rip」を衝動買いしてしまった

 初代のBoogie Boardを米国から個人輸入したのは2010年の初頭だった。薄さ3mm少々のただの黒いプラスティックの板の上に、付属のペンでも爪先でも不思議なくらいスムーズに文字や絵が描けるのに極めて感動した記憶がある。

 あれから1年半、筆者にとっては第三世代とも言える「Boogie Board rip」と名付けられた機能拡張された新製品を、進んで人柱となって衝動買いした。Boogie Board ripは、比較的大きな9.5型のLCDスクリーンを採用している。

パッケージには日本語も使われており、日本市場に対する思いも読み取れる

 Boogie Board ripは、筆者がすでに持っているほかの2つのBoogie Boardより明らかに分厚く、大きく、重い。しかし最大の特長は、従来のBoogie Boardでは不可能だった、筆記データの保存処理の実現だ。内蔵8MBのメモリーにはPDF変換されたイメージファイルが100ページ以上保存することができ、USBケーブル接続されたパソコンでデータ活用が可能だ。

筆者の持っている三種類のBoogie Board。左から元祖(国内ではBB1)、最大の10.5型LCDを採用した誤消去防止スイッチ付きモデル(国内ではBB2)、今回衝動買いしたBoogie Board rip(国内ではBB3)

背面を見ても進化?の後が見える。左から、ボタン電池封印でバッテリー交換も出来ない元祖。乾電池を採用した第二世代、内蔵充電池になり強そうな背面になったrip

 その機能の実現のために、従来のBoogie Boardからはいくつかの仕様変更や追加がされ、それがサイズや重さに影響を与えている。パソコンへのデータ転送用に、本体側面にはmicroUSBポートが付き、単体で保存処理等を操作するために、新しい大きな「save」ボタンが本体正面上部に追加された。

単体で見ると大きさの変化は余り分からないが、いろいろなスイッチが付き、シンプルとは言い難いデザインになったBoogie Board rip

3世代を重ねてみた。時代の経過と共に、だんだん分厚くなっていくのがわかる

ほかの機器との連係を前提にすると、あっという間に操作系は複雑になってしまう

元祖Boogie Boardはキッチン秤で実測119gしかない。鞄に入っていても分からない

第三世代のBoogie Board ripはなんと実測327g。タブレットかと思ってしまう


「戦略的衝動買い」とは?

 そもそも「衝動買い」という行動に「戦略」があるとは思えないが、多くの場合、人は衝動買いの理由を後付けで探す必要性に迫られることも多い。

 それは時に同居人に対する論理的な言い訳探しだったり、自分自身に対する説得工作であることもある。このコラムでは、筆者が思わず買ってしまったピンからキリまでの商品を読者の方々にご紹介し、読者の早まった行動を抑制したり、時には火に油を注ぐ結果になれば幸いである(連載目次はこちら)。

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