これがASCII.jpが選んだ
「バトルフィールド3快適マシン」の構成だ!
「バトルフィールド2」の総プレイ時間が600時間を超える編集部K氏や、バトルフィールド3をプレイすると言う秋葉原のショップ店員さんの声を聞きつつ、バトルフィールド3を快適にプレイするために選んだパーツ構成を紹介しよう。
今後、続々と登場する注目ゲームを快適にプレイできるのはもちろん、次世代CPUに対応する将来性やCPUのオーバークロックといった遊び心も備える構成を目指したぞ。まずは、選んだ各パーツをCPUから順番に紹介していこう。
CPU
Intel「Core i7-2600K」
●URL:http://ark.intel.com/ja/products/52214/Intel-Core-i7-2600K-Processor-(8M-Cache-3_40-GHz)
●実売価格 2万6000円前後
CPUは鉄板中の鉄板でキマリ
CPUは改めて紹介する必要が無いくらい定番の「Core i7-2600K」をチョイス。登場以来ダントツの人気を誇っているクアッドコアCPUだ。
“Sandy Bridge”世代のCore iシリーズの8スレッド対応モデルで、動作クロックは3.4GHzになる。モデルナンバー末尾に“K”が付けられている内部倍率変更可能モデルなので、オーバークロックも行なえる。高い動作クロックで、GPUの力を余すところなく使おう。
なお、動作クロックが100MHz向上した3.5GHzとなる「Core i7-2700K」が、先日発売されている。2600Kとの価格差は1500~2000円程度と大きくないので、より高クロックな2700Kにするのもおすすめ。
Intelから覇権を奪うべく、AMD初の8コアCPU「FX-8150」が近日登場する予定だが、「Core i7-2600K」に劣るシーン(詳しくは「最新パーツ性能チェック」を参照)もあるので除外した。Intelの次世代CPUの“Ivy Bridge(アイビーブリッジ)”は、現行と同じLGA 1155採用なので、来年もCPUはIntelの独壇場となるとの筆者予想も影響している。
CPUクーラー
Antec「KUHLER-H2O-920」
●URL:http://www.antec.com/Believe_it/product.php?id=NzA0Mzk3
●実売価格 1万円前後
水冷でCPU高負荷時も安定動作
オーバークロックも狙える!
CPUに付属するIntel純正の冷却クーラーでもまったく問題はないが、長時間ゲームプレイの安定性をより高めるために、高い冷却性能を備えるAntecの一体型水冷CPUクーラー「KUHLER-H2O-920」を導入することにした。
KUHLER-H2O-920は、冷却水の熱を放出するラジエーターの表面積が大きく、ファンを2基搭載できるのが魅力だ。CPUのオーバークロック動作時も余裕の冷却性能を持っている。純正の冷却クーラーと比べると取り付けは難しくなるが、水冷化することで冷却性能、安定性、静音性の向上といった恩恵を受けられる。
マザーボード
MSI「Z68A-GD80(G3)」
●URL:http://www.msi-computer.co.jp/MB/Z68A-GD80_G3/
●実売価格 2万6000円前後
将来性もバッチリのMSI製最新マザー
マザーボードには、Intel次世代CPUのIvy Bridgeや、同CPUと組み合わせることで使用可能になる次世代高速インターフェースのPCI Express 3.0に対応するMSI製「Z68A-GD80(G3)」を選択。
チップセットはLGA 1155向け最上位の「Intel Z68 Express」を採用し、CPU内蔵のGPU機能とビデオカードを切り替えて使える「Lucid Virtu」や、SSDをHDDのキャッシュに使うことでHDDの読み書き速度を高速化する「Intel Smart Response Technology(インテル・スマート・レスポンス・テクノロジー)」に対応する。
SATA3.0(6Gbps)やUSB3.0対応はもちろん、高効率電源回路「DrMOS(ドクターモス)」や搭載するCPU、メモリーにあわせて自動でオーバークロックする「OC GenieⅡ(オーシージニー2)」機能など、独自の機能も満載している。また、日本語マニュアルが付属するので、自作PCを初めて組む人にもおすすめできる。
メモリー
KINGMAX「KM-LD3-1600-8GD」(DDR3-1600 4GB×2枚セット)
●URL:http://www.kingmax.com/
●実売価格 4500円前後
PC3-12800がお手頃価格に
DDR3メモリーは、8月下旬に過去最安値を記録し、そのまま横ばい状態になっている。今買うなら、底値状態の4GB×2枚セットでキマリだ。8GB搭載なので、64ビットOSが必須になるが、バトルフィールド3の推奨OSは64ビット版のWindows 7なのでちょうどいい。
PC3-10600(DDR3-1333)動作の4GB×2枚セットは3000円前後と激安だが、より高速なPC3-12800(DDR3-1600)対応品も手ごろな価格になっている。そんな、PC3-12800(DDR3-1600)動作対応製品のなかから、選んだのはKINGMAX製4GB×2枚セットの「KM-LD3-1600-8GD」だ。
4500円前後の価格で、メモリーの動作クロックや駆動電圧などの設定を簡単に変更してくれるIntelが策定した「XMP(eXtreme Memory Profile)」規格に対応するのが魅力だ。
ストレージ
PLEXTOR「PX-128M2P」(128GB)
●URL:http://www.goplextor.com/jp/index.php/m2p
●実売価格 2万円前後
体感速度爆速のSSDがベスト!!
容量2TBで6000円前後のHDDと比べると、まだまだ割高になるSSDだが、ストレージデバイスの読み込み速度はゲームのロード時間にも影響するので、体感速度を重視して爆速SSDを搭載することにした。実際、一度でもSSDでのOS起動などを体感すると、HDDでの起動、動作には戻りたくなくなる。
多くの爆速SSDが発売されているが、今回選んだのはPLEXTOR製最新SSDの容量128GBモデルだ。Marvell社製のサーバーグレードコントローラー「88SS9174」とTOSHIBA製MLCタイプのNANDフラッシュメモリーを採用するのは前モデルと同じだが、大幅に読み書き速度が向上。最大転送速度が読み込み500MB/sなのはむろん、最大書き込み速度も320MB/sと高速になっている。
ショップの店頭には、最大書き込み速度が500MB/sのSSDもあるが、ランダムデータを使った実測だと、そこまでの速度は出ない製品が多い。しかし、このPLEXTOR製SSDはランダムデータを使った実測でも、公称値に近い読み書き速度になっているのだ。使っているうちの速度低下や劣化などを抑える独自機能の搭載やファームウェアーの頻繁な更新、安心の3年保証など、速度以外の面も満足すること請け合いだ。
光学ドライブ
LITEON「iHAS524-T27」
●URL:http://www.links.co.jp/items/liteon-drive/ihas524t27.html
●実売価格 約2500円
光学ドライブは最安品でオーケー
次は光学ドライブだが、DVDスーパーマルチなら3000円前後で購入できる。DVD-Rの書み込み速度などの性能に大きな違いはないので、最安品をゲットしても全く問題ない。ここでは、ディスクのデータ記録面に文字を書き込む「LabelTag」機能が何気に便利そうだったので、LITEON製「iHAS524-T27」を選んだ。