サークルを理解して使いこなす
次はつながりたいユーザーを追加する。Facebookやmixiのように友人を誘ってもいいし、Twitterのように有名人などのアカウントをフォローすることもできる。ほかのSNSと同様、ある程度の数のユーザー数とつながっていないと楽しさがわからないので、片っ端から追加しよう。
ほかのユーザーとつながる際、Google+では「サークル」という機能を利用する。ソーシャルな関係性によって分類し、情報を閲覧・公開する範囲を自在に選択できるのが特徴だ。初期設定では「友だち」や「家族」「知人」「フォロー中」など、4つのサークルが用意されており、ユーザーをドラッグ&ドロップで追加できる。アニメーションもコミカルで、Googleらしくなく面白い。このサークルは自由に追加でき、ユーザーによっては重複してもいい。例えば、仲のいい同僚は「会社」と「飲み仲間」の両方に入るかもしれない。このサークルの分類がなかなか楽しいのだ。
サークルに追加すると、相手にその旨が通知される。友人・知人なら、何らかのサークルに追加してくれるかもしれない。そうすれば、その後の投稿がストリーム(Twitterのタイムライン、Facebookのニュースフィードのようなもの)に表示されるようになる。
投稿する方法は、従来のSNSとほぼ同じなので迷うことはないだろう。ストリームの入力フォームに本文を入力し、「共有」ボタンをクリックすればいいだけだ。カメラアイコンで写真を添付したり、リンクアイコンでURL、ピンのアイコンで現在位置などを付けることもできる。ただし、投稿する際に、明確に公開範囲を選択する必要があるのがポイント。「ユーザーを追加」をクリックし、サークルを複数選択することも可能だ。
友人同士で悪ふざけする場合も、同僚が見ていると恥ずかしい。家族とつながっているのに、異性関係や下ネタを書き込むのも気が引ける。そんな気遣いが進むと、最大公約数的な話題、例えば天気の話しかできなくなる。そうなってはつまらないので、話題によってサークルを指定して、Google+を活用しよう。
ただし、全世界に公開されているので、他のSNSと同様、ほかの人に絶対知られたくない内容を書き込むのはNG。Google+でも、Twitterのリツイートのように、元の発言を引用してコメントを付けて投稿できる。例えば、仲の悪い同僚を「会社」サークルに入れず投稿し、同僚がその発言にコメントを付けて共有したとする。その同僚と仲の悪い同僚がつながっていると、発言は筒抜けになるのだ。投稿が、飲み会やスポーツなどイベントの誘いだった場合は、さらに仲が悪くなること間違いなし。
また、登録するサークルにも注意したい。サークルに追加されたことは相手に通知されるが、どんなサークル名なのかはわからない。「あまり仲がよくない人」というサークル名にしてもいいわけだ。しかし、サークルを限定して公開する場合、どんなメンバーがそのサークルに入っているのかはだいたいわかってしまう。例えば、部下が仕事の報告や遅刻の連絡などを投稿する場合、限定公開で自分もしくは上役の数名が公開範囲になっているとする。それなのに、他のスタッフ全員がGoogle+で投稿の内容を知っている場合、同僚のサークルに自分が入っていないことがわかるわけだ。

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