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屋外設置対応のアンテナを8種類用意!

アライド、5kmの屋外通信も可能な無線AP「AT-TQ2403EX」

2011年08月24日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 8月23日、アライドテレシスはIEEE802.11b/g対応の屋外無線LANアクセスポイント「AT-TQ2403EX」、外部アンテナなどのオプション製品を9月下旬にリリース予定と発表した。

最長5kmの屋外通信が可能な「AT-TQ2403EX」

 AT-TQ2403EXは、IEEE802.11b/g対応の各種外部アンテナが使用可能な無線LANアクセスポイント。アクセスポイント本体は屋内に設置し、同軸ケーブルで屋外に設置した外部アンテナと接続。これにより、最長5kmでの高速無線LAN通信や、屋外でのWi-Fi通信に対応する。

 外部アンテナは、長距離通信用や短距離無指向性など、屋外設置対応のアンテナを8種類ラインナップ。5km以内のビル間通信やイベント会場での公衆無線LANサービス、キャンパス内の中庭、グラウンドや倉庫の搬入口などのWi-Fi無線LANアクセスなど、用途に合わせてアンテナを選択できるという。

用途に合わせたアンテナを用意する(同社の製品カタログより)

 セキュリティは、WPA/WPA2やIEEE802.1X認証、MACアドレスフィルタリングに対応しており、従来製品「AT-TQ4551/4552」と比べ格段に向上しているという。また、アクセスポイントに接続している無線端末間の通信を禁止する機能も持つ。大学、公共施設などで、無線端末間のアクセスを禁止しつつインターネットのみにアクセスさせることが可能だ。さらに、マイクロソフトとシマンテックの「NAP(Network Access Protection)」に連携した検疫も行なえる。

 ほかに、複数のアクセスポイントをグループ化する「APクラスター」を搭載しており、設定の変更やユーザーの一括管理ができる。クラスタ化されたグループでは、自動チャネル管理機能により、使用する無線チャネルを電波干渉が減少するようにリアルタイムに自動変更する。屋内用無線LANアクセスポイント「AT-TQ2403」ともグループ化できるため、無線LAN環境における設置工数や管理工数を大幅に削減できるとともに、安定した無線LAN環境を維持することが可能だという。

 AT-TQ2403EXの価格は、8万3000円。外付けアンテナは、3段コリニアアンテナ(同軸ケーブル5m付き)の「AT-TQ0201J」が5万8000円。8素子八木アンテナ(同軸ケーブル1.5m付き)が12万8000円など。

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