最大256名参加のトーナメントを勝ち抜け
対戦は、上記の掲示板対戦の他に、1人で楽しむためのミッションモードがある。プレイヤーは各々が傭兵という設定になっており、レジスタンスを駆逐していくストーリーが組み込まれているのだ。
そしてこのミッションモードで注目すべきは、登場する敵OKEのプログラムが、自分のレベルに近しい他プレイヤーのプログラムである点。ソロプレイのミッションで戦う敵OKEも、他の誰かが組んだプログラムで動いているのだ。
また、純粋な対戦としてはトーナメントモードがあり、最大256名が参加できる。自分でトーナメントを作ることもできるし、募集されているものに期間内にエントリーしておけば、後は待つだけで結果が出てくる。
このトーナメント、現段階では大まかなレギュレーションがあるのみだ。しかし今後の対戦データを収集することで、いずれは細かくクラス分けしたトーナメントを作っていきたいとのこと。
その他にもフレンドリストから対戦できるシステムもある。こちらは“練習試合”的な意味合いが濃くなる印象だ。
プログラムチップは課金/無課金問わず公平に使える
戦闘再生は、現時点では俯瞰視点の2Dで表示されている。一見簡素に感じるかもしれないが、内部処理は3Dであり、高さの概念も当然存在している。特定部分のズームや再生スピードの変更など、プログラムの検証に特化した作りとなっている印象がある。
ちなみに戦闘再生とUIに関しては、まだまだ開発の課題となっている部分であり、今後もどんどんブラッシュアップしていく予定だそうだ。
なお、カルネージハート エクサで登場した、プレイヤー自身がOKEを動かす「操縦型」のOKEはブラウザ カルネージハートには登場しない。今作のOKEは、あくまでもプレイヤーの組んだプログラムに沿って戦う「自律型」のみなので注意しよう。
最後に、気になる課金周りだが、先述のガチャや掲示板でのプログラムのコピー&ペーストの他に、“バフ”と呼ばれる要素がある。これは課金することで一定期間、経験値を多めに取得できるなどの効果を生む。
ここで重要なのは、プログラムを組む際の核となるプログラムチップに関しては、一切課金の要素がないことだろう。
プレイヤーは最初から、課金/無課金関係なくすべてのチップを使用してプログラムを組むことが可能となっている。OKE本体も特定のミッションをクリアする必要はあるが、基本となる機体は無料でゲット可能。上位機種が欲しければガチャなどで入手する、といった按配だ。
カルネージハートはプレイヤーとプレイヤーが頭脳で戦う、競技性が高いゲームということで、かなり公平性に気が遣われているのだ。
なお、カルネージハートシリーズにまったく触れたことのないプレイヤー向けに、今作では主なOKEの種類に対応したプログラムがプリセットされている。まずはこのプログラムでOKEの動きを勉強し、それから徐々に手を加えて理想のプログラムを作り上げていくのも有効だろう。
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