イー・アクセスは、シャープ製Androidタブレット「GALAPAGOS A01SH」を発売すると発表した。発売は8月下旬となる。
国内では初となるAndroid 3.2を採用したタブレット端末で、7型(1024×600ドット)のディスプレーを搭載。CPUには「NVIDIA Tegra 2」を採用し、バッテリーによる駆動時間は約7.5時間(動画再生時は約6時間)となっている。
本体サイズは幅195×奥行き11.9~12.6×高さ122mmで、重量は約389g。無線LAN(IEEE 802.11b/g/n)とBluetooth 2.1+EDRを搭載するものの3G通信には非対応で、ネット利用はモバイルルーターなどとの組み合わせが前提となる。
価格については「今市場に出ているモノ(Androidタブレット)と同程度の値段」になるという。
開発コンセプトは
オンもオフもこれ1台 瞬速、手のひらタブレット
この新機種について、シャープの通信システム事業本部 副本部長の新井優司氏は「オンもオフもこれ1台 瞬速、手のひらタブレット」というフレーズを念頭に開発したという。
まずは“手のひら”サイズにこだわった結果、7型のディスプレーを採用。重量は、ペットボトルなどと同じような重さを目指し、400gを下回るように設計したという。
“瞬速”を実現するため、最新のAndroid OSを搭載し、CPUにはデュアルコアのTegra 2を採用。“オンもオフもこれ1台”(ビジネスでもプライベートでも使える)を目指し、HDMI出力を搭載して家の大画面テレビなどでゲームや動画を楽しめるようにした。
また、ビジネス用途を考慮し、WordやExcelなどのデータの閲覧/編集が行なえる「Documents To Go完全版」をバンドルする。そのほか、電子書籍サービス「TSUTAYA GALAPAGOS」に対応し、新聞(電子版)の購読や電子書籍/コミックなどの購入・閲覧ができる。
本機のこれらのコンセプトがイー・アクセスが考える国内ユーザーのニーズにマッチしていた、ということで発売が決まったという。
本機のユーザー層について、イー・アクセス執行役員副社長の阿部基成氏は、「一番のコア層は(男性の)ビジネスユーザーだが、そこと同じぐらい可能性があるのが(モバイルノートでも重いと感じる)女性のユーザー層」であると語り、さらに「ファミリーユーザー」も想定しているとのことだ。
「GALAPAGOS(A01SH)」の主要スペック | |
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メーカー | シャープ |
ディスプレー | 7型液晶 |
画面解像度 | 600×1024ドット |
サイズ | 約195×122×11.9~12.6mm |
重量 | 約389g |
CPU | NVIDIA Tegra 2 |
OS | Android 3.2 |
通信機能 | 無線LAN(IEEE802.11b/g/n) |
カメラ画素数 | リア:約500万画素CMOS /フロント:約200万画素 |
駆動時間 | 約7.5時間(静止画表示時) /約6時間(動画再生時) |
発売時期 | 8月下旬以降 |