速報記事でも紹介したが、今回のイー・モバイルの新製品発表会では2台のスマートフォンと無線LAN対応タブレットが発表された。この3台を中心に写真で見ていこう。
ケータイライクなフォルムとサイズ
ストレート型スマホ「S42HW」
今回の新製品の中でも、最も注目されるのはやはりこの「S42HW」だろう。テンキー付きのストレート型という形状はスマートフォンとしては国内初。サイズ的にも約51×133×10.45mm(最厚部11.5mm)なので、縦方向は若干長いかなと感じるものの、持ったときの感覚的にはケータイそのもの。逆に薄さが印象的である。
発表会会場で試用できた端末は、まだまだソフトウェアの作り込みが不十分とのことで、操作感覚はハッキリとしたことが言いにくいが、Android 2.3搭載端末としては標準的な内容。だが、いかにもケータイ的なフォルムを持つだけに、スマホに慣れたユーザーにはやや不思議な気分になるかも。
なお、端末自体はイー・モバイルの独自企画とのことで、後述する「Pocket WiFi SII(S41HW)」と異なり、グローバルモデルを日本向けに改修して導入したというわけではないようだ。その証として、赤外線通信機能も搭載されており、アドレス帳データのケータイなどとのやり取りが可能になっている。
ディスプレーは3型で画面解像度は480×800ドット。フルタッチ型端末の大型ディスプレーに見慣れたスマホ好きにはやや小さく感じるが、液晶自体のクオリティは低くなく、文字が読みづらいといったことはない。メインプロセッサーはARMv6コアのMSM7277T-800MHz、バッテリ容量も1100mAhとやや抑え気味だ。
イー・モバイルの端末ゆえ、テザリング機能は当然搭載している(最大5台までの無線LAN機器を接続可能)。最大通信速度は下り7.2Mbps/上り5.8Mbps。通信方式としてW-CDMA/GSMに両対応。W-CDMAはイー・モバイルで用いる1700MHzのほかに、2100MHzにも対応。同社の端末は原則SIMロックフリーなので、他キャリアでも利用できる可能性は高そうだ。
発売時期については明言されなかったが(公式には「7月以降順次」)、今年の夏でも、やや遅めの夏というコメントを聞くことができた。
「S42HW」の主なスペック | |
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メーカー | ファーウェイ |
ディスプレー | 3型液晶 |
画面解像度 | 480×800ドット |
サイズ |
約51×133×10.45mm (最厚部11.5mm) |
重量 | 約114g |
メインプロセッサー | Qualcomm MSM7227T-800MHz |
OS | Android 2.3 |
最大通信速度 | 下り7.2Mbps/上り5.8Mbps |
カメラ画素数 | 約500万画素 |
対応通信方式 |
W-CDMA:1700/2100MHz、 GSM:900/1800/1900MHz |
テザリング | ○ |
バッテリ容量 | 1100mAh |
本体メモリ | ROM:512MB/RAM:512MB |
カラバリ | ブラック/ブラウン |
発売時期 | 7月以降 |