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亀山ブランドは不滅!?

スマホ連携を強化した最上級テレビ「AQUOS L」シリーズ登場

2011年06月15日 18時36分更新

文● ASCII.jp編集部

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「AQUOS L」シリーズ4機種

「AQUOS クアトロン 3D L」シリーズ4機種

 シャープから、「AQUOS PHONE」との連携機能を高めた液晶テレビ「AQUOS クアトロン 3D L」シリーズが発表された。7月15日に発売となる。

 LシリーズはAQUOSの中ではフラッグシップモデルという位置付けで、ラインナップは60V型(予想実売価格45万円前後)、52V型(同38万円前後)、46V型(同30万円前後)、40V型(同22万円前後)の4機種。全機種3D対応で、外付けUSB HDDへの録画も可能(地デジはトリプルチューナーで2番組同時録画も可能)。無線LANも内蔵する。

スマホ連携でテレビをより便利に使える

スマホに保存されている写真を選んで(左)、画面上の“上矢印”をタップする(中央)。すると、スマホの画面にテレビの絵が表示され(右)、AQUOSの画面に写真が表示される

 AQUOS PHONEやBlu-ray Discレコーダーの「AQUOSブルーレイ」(ネットワーク対応機)とワイヤレスで連携できる「スマートファミリンク」機能が特徴。

 AQUOS PHONEに保存されている動画や静止画、音楽をLAN経由でAQUOS Lの画面に表示・再生したり(スマートジャンプ)、AQUOSブルーレイに保存されている録画番組をAQUOS PHONEで選び、AQUOS Lの画面で再生する、といったことができる。

「AQUOSリモート」のトップ画面(左)。音声で番組などを検索することができる(右)

 また、AQUOS PHONE専用アプリ「AQUOSリモート」を利用することで、テレビの操作や文字入力が可能。さらに音声で電子番組表や録画した番組、ウェブ、VODコンテンツの情報を検索できる

「AQUOS City」のトップ画面

「AQUOS City」のトップ画面

AQUOS Cityでは、自宅のソーラーパネルの状況なども確認できる

 新機種では新たに、「AQUOS City」というネットポータル機能を搭載する。これは「アクトビラ」などのインターネット動画配信サービスと、天気予報やお買い物情報などの生活情報を提供するもので、テレビ向けVODサービスの横断検索や、テレビの利用状況をメールで知らせる「見守りサービス」も利用できる。

 フラッグシップモデルということで、画質にもこだわっている。液晶パネルは「亀山ブランド」の「AQUOSクアトロン 3D」で、バックライトは直下型LED。従来機(LV3)と比較してクロストーク(二重映り)を約70%低減する「ハイスピードUV2A」技術を採用する。

 また、4倍速(240Hz)の液晶駆動に合わせてバックライトも高速でオン/オフする「240Hzスキャン」技術を新たに採用。動きの速い映像もくっきり表示できる。これらの技術により、THX社のホームシアター用3D認定ディスプレー規格(THX 3D Certified Display Program)に認定されたという。

夏の電力需要を抑えるため、リモコンに「セーブモード」ボタンを搭載

夏の電力需要を抑えるため、リモコンに「セーブモード」ボタンを搭載

 このほか、新機種はすべてリモコンに「セーブモード」ボタンを搭載。これを押すことで画面の明るさを抑え、消費電力を約15%削減できる。

亀山ブランドの液晶テレビは継続

テレビ用とモバイル用の液晶パネルを製造することとなった亀山工場

テレビ用とモバイル用の液晶パネルを製造することとなった亀山工場

 発表会では、同社執行役員でAVシステム事業統轄兼AVシステム事業本部長の中村恒夫氏が登壇。亀山工場でのテレビ用液晶パネルの生産を、モバイル用液晶パネルの生産に完全にシフトする、という一部の報道を否定した。

 同氏によれば、従来の大型テレビ用液晶パネルに加えて、モバイル用の液晶パネルの生産もできるようにするとのことで、亀山ブランドの液晶パネルは引き続き生産するという。ただし外販用の中小型液晶パネルの生産数は減らすとのことだ。

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