AndroidやBlackBerry、Symbian、Windows Mobileに対応し、1ライセンス2980円/年
ウイルス対策も位置検索もまとめたMcAfee Mobile Security
2011年07月05日 06時00分更新
7月4日、マカフィーはスマートフォンやタブレット用の個人向けセキュリティスイート「McAfee Mobile Security(マカフィー モバイル セキュリティ)」を発表した。
McAfee Mobile Securityは、モバイル端末をウイルスや悪意のあるアプリケーションから保護するセキュリティソリューション「McAfee VirusScan Mobile」、端末上のデータを保護する個人向けモバイルセキュリティサービス「McAfee WaveSecure」を機能統合し、Webサイトの安全性評価技術「McAfee SiteAdvisor for Android」を新たに組み合わせた製品。ウイルス対策とバックアップ/リストア、位置検索、端末ロック/データ消去、Webサイト評価などをまとめて提供する。
これらの機能により、端末を紛失したり盗まれたりした場合でも、Webコンソールからリモートで端末をロックし、データのバックアップとリストア機能により自分のデータを保護できる。位置検索により端末の位置を特定し、見つける可能性を高めることも可能だという。
また、モバイル端末を狙うウイルスやスパイウェアに対しては、ファイル、メール、インターネットからのダウンロード、テキストメッセージやMMSメッセージ、添付ファイルのスキャンとクリーニングを自動的に行うことで攻撃を阻止する。さらに、新たに搭載されたSiteAdvisorにより、危険なサイトをブロックし、個人情報や機密情報を狙うフィッシングサイトなどのWebベースの脅威を未然に防ぐ。
多くの機能を搭載するが、携帯電話向けのウイルス対策ソフトで培ってきた知識を活用することで、使用する端末やメモリーのリソースを最小限に抑えている。このため、パフォーマンスに影響を与えたり、Web閲覧のスピードを著しく落とすことはないという。
対応する環境は、AndroidとBlackBerry、Symbian、Windows Mobile。Android版は、スマートフォン版とWi-Fi接続に対応したタブレット版の2種類を提供する。価格は、1ライセンスあたり1年間2980円(税込)。7日間の無料トライアル版も提供する