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Lenovo Ideaシリーズ大研究 第77回

5万円+αで、最高のコストパフォーマンスを狙え!

Lenovo H330──SandyBridge時代にスリムタワーを選ぶ意味

2011年08月01日 11時00分更新

文● エースラッシュ

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シンプルなボディーはボードPC風の設置も可能

 本体デザインは黒を基調にシルバーパーツを配置したシンプルなもの。フロントの上面近くに赤いラインが配置され、ひきしまった印象を与えている。

Lenovo H330

ディスプレー後ろに置けば机の上の占有面積もそれほど多くは取らない

 フロントのインターフェースは、上部にカードリーダー、下部にUSB 2.0×2とオーディオ端子が用意されている。中央付近のボタンを押すと、DVDスーパーマルチドライブのトレーがイジェクトされる。電源ボタンは天面側だ。

 背面にはUSB 2.0×4、VGA、HDMI×1などが配置されている。USB 2.0ポートは合計で6個用意されているので、周辺機器の接続に不自由はしないだろう。さらにPS/2ポートが2つ用意されているのもおもしろい。最近ではPS/2接続のマウス・キーボードが減っているが、付属のキーボードはPS/2タイプだ。付属マウスはUSB接続だが、別途マウスもPS/2接続のものを用意すれば、USBポートを節約することができる。

Lenovo H330の前面

フロントの上部にカードリーダー、下部にUSB2.0×2などが用意されている

Lenovo H330の背面

背面にはUSB2.0×4、アナログRGB出力、HDMI×1などが配置されている

 背面は、初期状態で使われていない拡張スロット部分をふさぐブラケットまでメッシュ化されている。本体左側面にも大きくメッシュ部分が設けられており、コンパクトなボディーながらも十分なエアフローが確保されているようだ。

 キーボードとマウスは全モデルに付属するが、ディスプレー同梱モデルを選択するとミニスピーカーまで付属してくる。電源はUSBポートから供給されるタイプなので接続も簡単だ。

Lenovo H330

背面と左面は特に広いメッシュ構造になっていて、吸排気を助けている

Lenovo H330

斜めから見ると非常に穴の多さを実感できる

USB接続のスピーカーも付属。電源は本体のUSBポートから取れる

「Lenovo H330」のここに注目

 「Lenovo H330」は、コンパクトなボディーにSandy Bridgeこと、第2世代のCore iシリーズを搭載したハイスペックな小型デスクトップだ。CPUやHDDには十分な速度と容量を備えた実力重視のモデルである。

 コンパクトな本体は液晶ディスプレーの後ろに隠して置くこともでき、リビングルームなどに設置しても美観を損なわない。使っていくうちに必要があればメモリーやHDDをより大容量なものに差し替えたり、グラフィックスカードやTVチューナーなどを後から追加・増設できるのも、ノートパソコンにはないメリットだ。

※レーダーチャートは、Windowsエクスペリエンスインデックスの結果および、競合機種の原稿執筆時点での平均スペックなどを基準に編集部で独自に作成したものです。製品の特徴をつかむためにご活用ください。

Lenovo H330 (11851GJ)の主な仕様
CPU Core i3-2100(3.1GHz)
チップセット Intel H61 Express
メインメモリー(最大) 4GB (8GB)
メモリースロット(空き) 2(0)/PC3-10600 DDR3 SDRAM
HDD容量 500GB (3.5インチ、回転速度7200rpm)
光学式ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
(トレー式/DVD±R/DVD±RW/DVD±R DL/DVD-RAM/CD-R/CD-RWの読み書きに対応)
ビデオチップ CPU内蔵(インテルHDグラフィックス)
ビデオメモリー 最大1.7GB(メインメモリーと共有)
付属ディスプレー 21.5型ワイドLED液晶(Lenovo H2262w)
解像度 1920×1080ドット
通信機能 10/100BASE-TX対応Ethernet
インターフェース USB 2.0×6、アナログRGB、HDMI端子(出力)、PS/2×2ほか
カードスロット 8in1メディア・カード・リーダー
テレビ機能
本体サイズ 幅100×奥行き400×高さ293mm
重量 約6.8kg
OS Windows 7 Home Premium(SP1)64bit 正規版
MS Office ──
保証期間 1年間
価格 オープンプライス

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