「分散型ストレージシステム:キュムラス for SI」は、システム価格4000万円から
日本ラッド、ストレージサービス「キュムラス」をシステム販売
2011年07月01日 06時00分更新
6月30日、日本ラッドはクラウド向けの新製品「分散型ストレージシステム:キュムラス for SI」を発表した。7月1日より、サービスプロバイダー向けにシステム販売を行なう。
キュムラスは、同社が提供するクラウド型ファイルサーバー。ファイル共有やアクセス制限、ドラッグ&ドロップでの簡単な操作、OpenVPNを採用した安全のセキュリティ、そしてIndustriaと同等の分散型ストレージ技術を採用している。同社ではこれを月額3000円(100GB)のサービスとして提供しているが、今回、サービスプロバイダーおよび企業のクラウド基盤としてシステム販売することを決定したという。
本製品および5.1GBまで無料で利用できる同社の無料オンラインストレージサービス「ソラ箱」は、超節電型データセンター(完全外気型)による大幅な電力コスト削減と並ぶ、日本ラッドのクラウドサービスの戦略的基盤とのこと。同社では、これらの基盤によりクラウドコンピューティングサービスの提供料金を海外ベンダーの約2分の1、代表的な国内ベンダーの約40分の1まで引き下げることに成功しているとしている。
システム価格は4000万円から。