レノボ・ジャパンは17日、「ThinkPad史上最薄」をうたうモバイルノート「ThinkPad X1」を発表した。同社直販サイトでは27日に受注開始の予定。
ThinkPad X1はディスプレーを閉じた状態の厚さが16.5~21.3mmと、ThinkPadと名付けられた製品の中でも最も薄いボディーを備えている。重さは約1.69kg。ボディーのパームレスト側と下部ベゼル側、ディスプレー天板にマグネシウム合金製のシャーシを採用。さらにディスプレー面にはスマートフォンやタブレット端末で採用事例の多い「ゴリラガラス」を採用することで、薄型化と剛性の両立を実現した。
第2の特徴は性能の高さ。CPUには通常電圧版のCore i5-2520M(2.50GHz)またはCore i3-2310M(2.10GHz)を搭載し、128GB SSD内蔵モデル(129128J)をラインナップするなど、メインマシンとしてどんな用途にも対応できる高性能を備える。ディスプレーには、13.3型ワイド/1366×768ドットのLEDバックライトディスプレーを採用し、作業しやすいサイズの画面を確保。さらに350nit(350cd/m2)の高輝度バックライトにより、ThinkPadの中でもトップクラスの明るさと鮮やかさを実現する。
非常に薄型ながらもバッテリー駆動時間は十分確保しており、上記SSDモデルでは最大約5.8時間(JEITA測定法1.0による)、オプションの増設バッテリーを装着すれば約11時間のバッテリー駆動が可能となっている。また、内蔵のリチウムポリマーバッテリーには、電動工具用電池をノートパソコン用に転用したという急速充電に適した電池を採用。独自の充放電アルゴリズムと組み合わせることにより、満充電の80%までの充電をわずか30分で可能としているという。
また、付属の「省電力マネージャー」の設定により、バッテリー自体の寿命を延ばす設定も可能で、3年先でもバッテリー性能を落とさずに使用し続けることが可能としている。
