Lenovo Ideaシリーズ大研究 第62回
普段使いのネット環境にオススメ! 無線LAN搭載もポイント
省電力CPUならではの静穏性、Lenovo C205を使う
2011年05月13日 11時00分更新
Fusion APU採用のボードPC「Lenovo C205」(77293AJ)。Fusion APUはネットブックなどへの搭載を想定したグラフィックス機能内蔵型のCPUだが、その実力は? レビューの第2回では、搭載しているCPU「AMD E-350」など、スペック上の特徴を紹介していく。
エントリー向けでも十分なグラフィックス性能
レノボの18.5型ボードPC「Lenovo C205」(77293AJ)は、メールやインターネットブラウジングを楽しむユーザーをメインターゲットにしている。例えばソーシャルネットワークサービス(SNS)でコミュニケーションを楽しんだり、写真や動画を見たり、ブログでちょっとした文章を書いたりといったシーンで役に立つだろう。
強力なマシンパワーは必要ないが、気軽に毎日使えるマシンがほしいというユーザーにピッタリなのだ。
Lenovo C205に搭載されているCPUは、デュアルコアの「AMD E-350」だ。CPUとグラフィックス機能を統合した「Fusion APU」と呼ばれるプラットフォームのうち、ローエンド向けのCPUだ。インテルのCPUでいえばAtomの対抗モデルになる。
Atomといえば、ネットブックなど安価なモバイルノートに搭載された省電力CPUだ。E-350もやはりコンパクトな低価格モデルへの採用例が多いが、性能的にはそう悪くない。CPUの成績は平均より少し低めだが、グラフィックス機能はこのクラスとしてはかなりいい。
実際の操作感はどうだろうか? ウィンドウを開く、アプリケーションを開くといった「動作の出だし」では若干のひっかかりを感じるものの、作業を始めてしまえば快適だ。動画サイトの高画質動画も難なく鑑賞できる。ネット中心に使う範囲であれば、特に困ることはないだろう。
使って見てなるほどと思ったのは、静穏性。省電力CPUを採用しているだけあって、ファンの風切り音がうるさく感じることはない。
この連載の記事
-
第88回
デジタル
「IdeaPad U260」のベンチマークで性能をチェック -
第87回
デジタル
「IdeaPad U260」標準付属のアプリケーション -
第86回
デジタル
IdeaPad U260のウリ! 英字キーボードのうち心地は? -
第85回
デジタル
18mmの薄さで決めたい、IdeaPad U260 -
第84回
デジタル
IdeaPad S100を快適に使うツボ -
第83回
デジタル
ネットブックの本領発揮! QuickStartを使いこなす -
第82回
デジタル
Atomでどこまで戦えるか? -
第81回
デジタル
進化を続けていたネットブックIdeaPad S100 -
第80回
デジタル
H330付属の「i-フィルター」を試す -
第79回
デジタル
Lenovo H330のプレインストールソフトをチェック! -
第78回
デジタル
コンパクトでも性能十分な、Lenovo H330 - この連載の一覧へ