Sandy Bridge搭載でメインになりうる、長時間駆動ノート導入のススメ
LIFEBOOK SH76/CNと省電力時代を生き抜く (6/7)
2011年04月29日 12時00分更新
こんなにつながるの? WiMAXのカバーエリアは十分に拡大!
また、本機の場合にはWiMAXが内蔵されているため、移動中にどれだけネットが使えるかもテストしてみた。上野を発車して勝田駅までWiMAXをずっと使い続けたが、高浜駅と友部駅の手前で一時的に接続が切れた以外は常に接続し続けることができた。
サービスを開始した当初のUQ WiMAXは、まだ基地局が少なく移動時の通信では切れることが多かったが、だいぶ改善されたようだ。また、接続速度も安定しており、主要駅ではどこもASCII.jpのトップページを7秒前後で開くことができ、十分な速度を発揮していた。
UQ WiMAXの利点は柔軟な利用形態が選択できる点も挙げられる。例えば、携帯電話会社でデータカードを契約すると、2年間利用しなければならなかったり、使わなくても月額費用が発生したりするが、UQ WiMAXの場合には1日だけの契約「UQ 1Day」ができるのがポイントだ。普段はあまり出張がないが、たまに出張がある場合などは「UQ 1Day」にすることで、日額600円だけの費用で済む。
さらに、本機を使えばUQ WiMAXの端末を買うこともなく、面倒な契約手続きも、使うその場で必要な情報を入力するだけで完了する。費用の面でも手軽さという点でもモバイル通信には最適な手段と言えるだろう。
さらに使っていて気に入ったポイントは「HDDヘッドの自動待機機能」だ。振動センサーによるもので、PCを持ち歩いている際の危険(ふとした拍子に落としそうになったり、動作中に衝撃を与えてしまう場合)の武器になる。
HDDが振動に弱いのはよく知られているところ。動作状態では1Gを越えるとヘッドがディスクに衝突して破損を起こす危険性がある。しかし、停止状態であればかなりの衝撃に耐えられる。衝突破損を未然に防止できる機能が本機には搭載されているのだ。
振動センサーがある一定の振動を感知したら自動的にHDDのヘッドを待避させ、揺れが収まったらまだ動き出す。これにより、HDDクラッシュによるデータ消失というリスクを抑えることができるのだ。実際に使っているときにテーブルに脚をぶつけてしまい、大きく本機が揺れたときにはこの機能が働いた。モバイルで使っていると、このようなアクシデントが発生する可能性が高く、それに対応してくれるのは安心だ。
振動を感知したら、自動的にHDDのヘッドを待避させてHDDのクラッシュを防ぐ機能。目新しいものではないが、搭載されていると安心してモバイル機として使うことができる。
検出機能の感度は専用ツールで設定することができる。
省電力モードでWiMAXを使っていたため、往路の上野~勝田駅間の2時間半では40パーセントしかバッテリーを使わず、復路の勝田駅~上野駅間、トータル約5時間使ってもまだ20パーセント前後バッテリーが残っていた。片道2時間半と言えば、東海道新幹線の東京~大阪間に相当する。このため、出張の往復で仕事をするといった用途には十分に使えるバッテリー駆動時間と言えるだろう。
余談だが那珂湊駅ではこれらのグッズを買ってみた。
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