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ソニー、2011年春モデルのVAIOシリーズを発表

2011年01月12日 10時00分更新

文● 小西利明/ASCII.jp編集部

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 ソニーは12日、VAIOシリーズのノート/デスクトップパソコンの新製品第1弾6シリーズを発表した。2010年冬モデルの基本性能を強化したマイナーチェンジが主となっているが、AMDの新プラットフォームを採用した低価格モバイルノートも登場した。なお、こちらの記事で触れた第2世代Core iシリーズ搭載機種は、今回の新製品には含まれていない。店頭販売モデルの価格は、全機種オープンプライス。

Brazos採用の新低価格モバイルノート
VAIO YBシリーズ

VAIO Y「VPCYB19KJ/S」

VAIO Y「VPCYB19KJ/S」。写真のカラーはシルバー

 2010年に登場した低価格モバイルノート(CULVノート)の「VAIO Y」シリーズに、1月4日に発表されたAMDの新CPU「AMD E-350」を搭載する新シリーズ「YB」シリーズが登場した。なお、13.3型ディスプレー搭載のYシリーズと、11.6型でインテルCPU搭載のYAシリーズは、冬モデルの継続販売となっている。

 YBシリーズはYAシリーズと同じ、11.6型/1366×768ドットディスプレーを搭載し、重さ1.4kgを実現した低価格のモバイルノートである。CPUとチップセットに、AMD E-350(1.6GHz)と「M1 FCH」を使用した、最新の「Brazos」プラットフォームを採用している。グラフィックス機能はCPU内蔵のDirectX 11対応GPUを使用する。これにより、総合性能ではインテルCPU搭載のYAに負けない性能を実現する。特に、動画再生能力などグラフィックス性能でYAより優れる。

 メモリーは2GBで、ストレージは320GB HDDを内蔵。OSはWindows 7 Home Premium 32bit版を採用し、Office Home and Business 2010もプレインストールしている。重さは約1.46kgで、バッテリー駆動時間は最大6時間。

VAIO YBのカラーバリエーション

VAIO YBのカラーバリエーション。色が異なるのは天板とベゼルのみで、キーボードや本体側は同一

 本体のカラーバリエーションは、シルバー、ピンク、グリーンの3色。店頭販売モデルのみがラインナップされており、予想実売価格は10万円前後。発売日は1月29日の予定。

VPCYB19KJ の主な仕様
CPU AMD E-350(1.6GHz)
メモリー 2GB
グラフィックス CPU内蔵
ディスプレー 11.6型ワイド 1366×768ドット
ストレージ HDD 320GB
光学ドライブ 搭載せず
無線通信機能 IEEE 802.11b/g/n、Bluetooth 2.1
サイズ 幅290×奥行き202.8×高さ25~31.5mm
質量 約1.46kg
バッテリー駆動時間 約6時間
OS Windows 7 Home Premium 32bit版
予想実売価格 10万円前後

VAIO Sシリーズ

VAIO S「VPCS149FJ/B」

VAIO S「VPCS149FJ/B」。写真の本体カラーはブラック

 13型クラスでYシリーズよりも高性能を狙ったモバイルノート「VAIO S」シリーズは、店頭販売モデルのCPU性能がやや強化された新製品が登場した。

 搭載CPUはCore i3-380M(2.53GHz)に強化。そのほかの仕様はほぼ同様で、13.3型ワイド/1366×768ドットディスプレーを搭載し、DVDスーパーマルチドライブ内蔵する。また、モバイルWiMAX機能も標準搭載している。重さ約2kgでバッテリー駆動時間は最大約5.5時間。

 OSにはWindows 7 Home Premium 64bit版を搭載。Office Home and Business 2010をプレインストールしている。予想実売価格は14万円前後。発売日は1月22日の予定。

 なお、注文時にコンポーネントを選択できるCTO方式で販売される「VAIO OWNER MADEモデル」(VOMモデル)は、CPUのバリエーションにCore i3-380MとCore i5-480M(2.66GHz)が追加されている。

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