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T教授の「戦略的衝動買い」第128回

“変体”油性ボールペン「ニコペン」を超高速衝動買い!

2010年12月09日 21時00分更新

文● T教授

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イメージ的には割り箸とそっくりな、油性ボールペン「ニコペン」

 スイッチやリレーの集合体であるヒトの“脳みそ”は、地球上のすべてのサーバーやルーターを合わせたネットワークよりも、圧倒的に強大で複雑なシステムだそうだ。「ヒトとコンピュータのどちらが優秀か?」というお題は、暇人が集まるとよく話題になる。残念ながらヒトはコンピュータを作れるが、いまだコンピュータから生まれた生身の人間はいない。

 ヒトがヒトたる所以であり素晴らしい点は、時として、論理の積み上げではない極めておかしな発想をする優秀なヒトがいることだ。そんなヒトの発想から生まれたのであろう商品を、銀座の路地裏の文具屋さんで発見した。「ニコペン」と名付けられた得体の知れない“チョップスティック型”ボールペンが、今回の衝動買いアイテムだ。

 「ニコペン」に難しい理屈や説明は無用だ。学生や主婦、ビジネスピープルを問わず、インク色を切り替えられるボールペンを利用しているという方はかなり多いだろう。2色や3色のノック式ボールペンはかなり前から世界中で販売されているはずだが、これに対して「ニコペン」は青と赤の油性インクの入った別々のボールペンを短絡的かつ強引にくっつけて1本にしてしまったという商品だ。

リフィルを交換するための先端キャップ部分だけが分離しており、あとはすべてがくっついている
最後部の約5cmほどは、長方形のクリスタルを彷彿とさせる断面になっている

 「ニコペン」のような、何も考えていないかのような“ぐったり系の発想”は過去存在しなかったのだろうか? ノック式2色ボールペンの発想やメカニズムは素晴らしいが、そもそもそういうメカニズムは、本当に必要だったのだろうか? 「ニコペン」は、思わずそんなことを改めて考えてしまう実用商品だ。

2色を活用するシーンは日常生活にも多い。ポピュラーなノック型2色ボールペンは、その効率的解決を目指したヒトの知恵が実現した製品だ

 なお、ニコペンを指先で握った感覚は、日本人にはお馴染みの“お箸”の感覚に近い。聞くところによると、「ニコペン」の生まれ故郷は、「やっぱりお箸がルーツか?」と勘ぐりたくなる日本と親交の厚いアジアの国のようだ。

「ニコペン」の生まれ故郷は、「やっぱりお箸がルーツか?」と勘ぐりたくなる国だ

「戦略的衝動買い」とは?

 そもそも「衝動買い」という行動に「戦略」があるとは思えないが、多くの場合、人は衝動買いの理由を後付けで探す必要性に迫られることも多い。

 それは時に同居人に対する論理的な言い訳探しだったり、自分自身に対する説得工作であることもある。このコラムでは、筆者が思わず買ってしまったピンからキリまでの商品を読者の方々にご紹介し、読者の早まった行動を抑制したり、時には火に油を注ぐ結果になれば幸いである(連載目次はこちら)。

(次ページへ続く)

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