日頃のバックアップから初期化までをフルカバー
IdeaPad U165(3)─バックアップでトラブルに備える
2010年12月10日 12時00分更新
レノボの11.6型モバイルノート「IdeaPad U165」を常に持ち運びたいという方は、事前にバックアップをしておいてから使い始めよう。万が一のトラブルに備えておくのだ。
日頃のバックアップから初期化までをフルカバー
「IdeaPad U165」には、日常的なデータバックアップを手軽に行なえるツール「OneKey Rescue System7.0」が用意されている。ハードに使うモバイル機では特に重要性が高い機能と言えるだろう。QneKey Rescue System7.0はレノボの他製品向けにも提供されているが、本機は光学式ドライブがないなど若干事情が異なる点があるので、注意点も含め紹介しよう。
バックアップの面倒さは、どこをバックアップすれば効率的なのかよく分からないことと、バックアップにかかる時間にある。OneKey Rescue System7.0はバックアップする対象をユーザーに指定させず、システムドライブを丸ごとバックアップすることで設定の煩雑さを軽減したツールだ。
初回起動時のみ、基本となるバックアップデータ保存先のパスを尋ねられるが、これもこだわりがなければ標準設定のまま[OK]ボタンをクリックするだけで大丈夫。あとは[次へ]ボタンをクリックしていくだけでバックアップが作成できるという手軽さだ。
マメにバックアップを作る習慣を身に付けておけば、いざという時でもトラブルが起こった直前の環境を取り戻せるため、ぜひこれを活用してみよう。
起動はキーボード奥の赤いボタンから
OneKey Rescue System7.0の起動は、キーボード奥の右端にある赤いボタンから行なう。少し窪んでいるので、つまようじなど先の細いもので押すことになる。Windowsが起動している時ならば「Lenovo Segurity Suite」からの起動も可能だ。
起動すると表示されるのは、システムバックアップ、システムリカバリ、リカバリディスクの作成という3つのメニューだけだ。それぞれボタンにマウスカーソルを合わせると下に説明文が表示されるため、何をするメニューなのかも分かりやすい。
初めて起動したという場合は、まずバックアップを選んでみよう。選択するのばバックアップデータの保存先と、そのバックアップデータに添えるメモだけだ。メモ欄には自動的に日付が入力されるから、日付のみで管理しても良い。保存先には外付けのHDDなども指定できる。
次の画面では、バックアップに必要な容量が表示される。実際にどのくらいの時間がかかるのかは[開始]ボタンをクリックした後で表示される。
前回バックアップとの差分のみをバックアップするなどの細かな指定は行なえないが、ほとんど設定が不要なインターフェースのおかげで、初心者でもあまり戸惑うことなく使えるだろう。
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