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この冬が買い時! これで選べる使えるAndroidスマートフォン 第1回

知っておきたいAndroidの基礎知識と料金を徹底掘り下げ

2010年11月29日 16時00分更新

文● オカモト/ASCII.jp編集部

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スマートフォンという観点からは
iPhoneとAndroidは実は似たようなもの

 前ページではまずiPhoneとAndroidの違いについて触れたが、いわゆる“普通のケータイ”と比較すると、iPhone/Androidは極めてよく似たものでもある。そしてケータイとiPhone/Androidの違いとして、主にこの2点が挙げられる。

●ユーザーが自由にアプリケーションを追加できる
●タッチスクリーンでの操作が前提

 まず1点目。Androidスマートフォンでは標準で「マーケット」というアイコンが用意されており、これをクリックすることで、世界中の個人/企業が制作したアプリケーションを、自由にインストールできる(無料/有料の両方のソフトがある)。特にAndroidの場合は、電話機能や電話帳まで変更できるので、カスタマイズできない部分はほとんどないと言っていい。

さまざまなユーザーや企業が作成したアプリを登録できるのがスマートフォンの最大の魅力である

 一方ケータイの場合は、電話機能はもちろん、電卓/カレンダー/メモといった小物にいたるまで、基本的にはあらかじめ用意された機能を使うほかない。つまりケータイでは、ユーザーが端末に合わせる必要があるのだが、スマートフォンではユーザーが自分に合わせて端末を変化させられるわけだ。

電話帳を独自のものにしたり、通話内容を自動録音するアプリを追加するなど、電話本来の機能に関わる部分までカスタマイズできるのが、Androidアプリの大きな特長だ

 もちろんスマートフォンでも、あらかじめ用意された機能で、ひととおりの操作ができるよう作られてはいるが、自分の使い方次第で可能性が大きく広がっていくのがスマートフォンの最大の魅力と言えるだろう。

 もうひとつはタッチスクリーンの操作。日本のケータイにはタッチパネルに対応しているものもあるが、基本的にはテンキーでの操作が前提。しかしスマートフォンでは画面を指で触って操作する。特に文字入力では違いが大きくなる。

ア行の文字から指を上下左右になぞることで、かなを入力する「フリック入力」など、タッチパネルでの効率のいい日本語入力も登場しているが、テンキーに慣れた人には最初は若干大変かも

 スマートフォンでもフリック入力など効率的な日本語入力が用意されているが、テンキーに慣れきってしまった人にはやや苦痛に感じるかもしれない。これは純粋に個人の慣れの問題で、どちらが便利とは言えないが、どうしてもケータイのテンキーがいいという人には2台持ちという選択もある(第2回で詳細を掲載予定)。


アプリマーケットの使い方
Androidマーケットの有料アプリはクレカが必要

 アプリを追加するためのアプリマーケットにはグーグル純正の「Androidマーケット」と、他の企業が運営する追加マーケットがある。

 単純なソフトの数では、本家のAndroidマーケットが断然上だ。ただし、ソフトの探しにくさも特筆モノ! 人気ランキングなどは存在するが、目的志向でアプリを探しだすのはほぼ無理なので、アプリ紹介専門サイトでアタリをつけるのが現実的だろう。

Androidアプリ紹介サイトで目当てのソフトを見つけるといいだろう

 また有料アプリを購入する場合は端末に紐付けたGoogleアカウントで「Google Checkout」というサービスにログインし、クレジットカード情報を登録する。ちなみにGoogle Checkoutにも「JCB」(VISA/Master/AMEXに対応)が使えないという大きな欠点がある。

基本的にはクレジットカードにのみ対応している「Google Checkout」。でもJCBは使えない……

 このようなAndroidマーケットの不備を補うのが「ドコモマーケット」「au one マーケット」などの追加マーケットだ。この2つは名前からもわかるとおりに携帯キャリアが運営しており、ソフト代金を携帯料金と一緒に支払えるほか、ソフトの説明なども十分ある。ただし扱っているソフトの数はまだまだ少ない。なおソフトバンクだけは、Androidマーケットの支払を携帯料金と合算して支払えるサービスを提供予定だ。

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