完全定額制の新プランで月額利用料は6755円
auでは、IS03の発売と同時に、毎月割という新しい割引サービスがスタートした。従来とは若干異なる料金システムなので、改めてよく確認してほしい。
まず端末価格。IS03では一括払いの場合は、6万3000円程度で販売されていることが多いようだ。ここから継続して利用すると24ヵ月間、月1500円(IS03の場合)の「毎月割」が適用される。なお2年間の途中での機種変更/解約では、この割引はなくなる。
この毎月割により、IS03の実質価格は約2万7000円と表現されている。端末は分割支払も可能なので、その場合は1125円×24回(2625円-1500円)が月額料金に上乗せになる。またMNPによる新規加入の場合は「ガンガン乗りかえ」という割引サービス(最大1万500円)も用意されている。
一方の月額料金だが、基本はドコモと同様に「基本料金プラン(音声端末用)」「パケット料金」「プロバイダー契約」の3つが必要である。
パケット料金には完全定額制の「ISフラット」(月5460円)と「ダブル定額」(月2100~5985円)の2パターン(他のパケット定額サービスは毎月割の対象外)。この条件から以下の式ができあがる。
●au スマートフォンの完全定額制プランでの月額料金
980円(プランSSシンプル+誰でも割/家族割)
+5460円(ISフラット)
+315円(IS NET)
=6755円
●au スマートフォンの2段階制プランでの月額料金
980円(プランSSシンプル+誰でも割/家族割)
+2100~5985円(ダブル定額)
+315円(IS NET)
=3395~7280円
無料通信分が用意されていない「プランEシンプル」との組み合わせも可能だが、その場合はISフラットとの組み合わせのみが、毎月割の適用対象となる。
最終的な結論は、パケット料金で完全定額制を選択すればドコモよりは約500円安いということになる。
毎月割の導入で
若干機種変更がしにくくなったau
auはソフトバンクの月月割とよく似た割引制度の導入で、2年以内での機種変更がやりくくなった。特に分割支払を選択し、12ヵ月目での機種変更/解約では3万円以上の残金を支払う必要がある。もっともこれは一括購入で先に払うか、分割支払で後に払うかの違いで最終的な合計額は同じ。本来の端末価格はあくまで6万3000円というのを意識しておきたい。
1ヵ月目 | 2ヵ月目 | …… | 24ヵ月目 | 25ヵ月目~ | |
---|---|---|---|---|---|
分割支払金 | 2625円 | 2625円 | …… | 2625円 | ― |
毎月割 | -1500円 | -1500円 | …… | -1500円 | ― |
プランSSシンプル | 980円 | 980円 | …… | 980円 | 980円 |
ISフラット | 5460円 | 5460円 | …… | 5460円 | 5460円 |
IS NET | 315円 | 315円 | …… | 315円 | 315円 |
合計 | 7880円 | 7880円 | …… | 7880円 | 6755円 |
*ユニバーサルサービス料、契約事務手数料が別途必要
なお毎月割の適用には、2年契約が前提の「誰でも割」または「家族割」の契約が必須なため、2年以内の解約に場合は契約解除料が必要なのは他社と同様だ。
12ヵ月目で解約 | 18ヵ月目で解約 | 25ヵ月目で解約 | |
---|---|---|---|
端末代金残額 | 3万4125円 (2625円×13回) |
1万8375円 (2625円×7回) |
― |
契約解除料 | 9975円 | 9975円 | - |
合計 | 4万4100円 | 2万8350円 | 0円 |
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