買ったからには全部言いたい！ ニコン「D3100」の実力 第5回

2ヵ月かけて完成！　小林流のD3100カスタマイズ

「？」マークは親切だが、もう少し目立ったほうが……

通常、「？/ヘルプ」ボタンを押すと撮影モードの解説が表示されるのだが……

　設定に関する話ではないのだが、ある時、背面モニターの左下に「？」マークが点滅しているのに気がついた。通常背面モニターの左側に並んでいる操作系ボタンの中の「？/ヘルプ」ボタンを押したとしても、画面に現われるのはそのときの撮影モードの解説画面である。

画面左下に「？」マークが出ているときに、？/ヘルプボタンを押すと……

このように状況に合わせたアドバイスが表示される

　しかし、「？」が点滅しているときにこの？/ヘルプボタンを押すと、右上の画面のような撮影に関するアドバイスが表示された。これは初心者には便利でありがたい機能ではないだろうか。

　ただ、「？」のアイコンが小さく、あまり目立たないので、気が付くユーザーがどれだけいるのだろうか？　どうせなら点滅しながら大きさが変わるなどのアクションがあったほうがより使われるだろう。

モデルの女の子に好評な意外なところ

　設定項目が固まったことで使いやすさを感じるようになってきた。そんな中、D3100の意外な特徴が見えてきた。モデルの撮影などで試しにD3100で撮ってみると、大抵のモデルがその動作音の静かさにびっくりする。

　普段から彼女たちはデジタル一眼レフで撮られ慣れているので、カメラの動作音も記憶にあるのだろう。しかし、D3100で撮ると「優しい音がする」というのである。音量も上級機と比較しても若干小さいかもしれないが、音質に関して、確かに相当柔らかく聞こえる。

　エンジニアリングプラスチックを使用しているせいだろう、と言ってしまえばそこまでだが、この音質に関しては街中でスナップ撮影するときなどでも有効だろう。甲高い金属質な音ではないので意外と目立たない。

モードダイヤルの下にある「レリーズモードセレクター」を「Q」に合わせることで静音撮影モードになる

　さらに、「レリーズモードセレクター」で「静音撮影」モードにしておけば、シャッターボタンを押して撮影した後、指をそのままにしておけばその後の動作音がしない。動物などの撮影時、指を離すのを離れた場所まで移動してからにすれば、被写体は撮られたことになかなか気づかず驚かせずに済むと思う。

　というわけで、少しずつD3100の面白さが見えてきた感じである。

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