ニコンから、一眼レフデジタルカメラのエントリーモデル「D3100」が発表された。9月16日発売で、ボディのみの予想実売価格は6万5000円前後となる。
撮像素子には「ニコンDXフォーマットCMOSセンサー」を採用。従来機「D3000」では1020万画素のCCDセンサーだったのに対して、D3100は1420万画素となっている。
画像処理エンジンは新開発の「EXPEED2」を搭載。常用感度はD3000がISO 100~1600だったのに対し、D3100はISO 100~3200となった。ちなみに増感でISO 12800相当までの設定が行なえる。連続撮影速度は秒間約3コマ、
そのほか、顔検出機能が従来の最大5人から35人となったり、新露出補正アルゴリズムによるRAW現像処理の向上などの点で進化している。
背面液晶モニターは3型(約23万ドット)で、ライブビュー撮影も可能。ライブビュー撮影時は、撮影環境に合わせて自動的にポートレート/風景/クローズアップ/夜景ポートレートといったモードに切り替える「おまかせシーン機能」が利用できる。
また、撮影から再生までの各種操作や設定について説明を表示する「ガイドモード」も進化し、撮影設定(例えば絞り値など)の効果を事前にプレビュー的に確認できる「設定アシスト画像」が表示されるようになった。
フルHD(1920×1080ドット、24p)の動画撮影機能も新たに搭載。動画撮影中はカメラが自動的に動く被写体を追尾してピントを合わせる「常時AFサーボ」(AF-F)を使用できる。さらに、カット編集機能も備える。
そのほか、テレビなどに搭載されているHDMIリンク機能(HDMI CEC)にも対応。画像編集機能、動画編集機能を強化したソフトウェア「ViewNX 2」が付属する。本体サイズは幅124×奥行き74.5×高さ96mm、撮影時重量は約505g。
「AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR 付き」が付属するレンズキットが予想実売価格7万5000円前後、上記に加えて9月2日に新発売となる「AF-S DX NIKKOR 55-300mm f/4.5-5.6G ED VR 付き」が付属するダブルズームレンズキットが同11万円前後となっている(55-300mmの希望小売価格は5万400円)。
