タグ情報を付けることで検索が楽に
従来のPhoto Galleryでも、写真にタグ情報をつけられた。しかし新しいPhoto Galleryでは、タグ情報の機能をさらに強化している。
例えば、写真には説明タグだけでなく、位置情報タグを埋め込める。またキャプション情報として、写真の説明を文章で入力しておくこともできる。
何よりも強化されたのは人物タグだ。従来のPhoto Galleryでも人物タグを入力することはできたが(自動的に顔を抽出していた)、新しいPhoto Galleryでは、ライブラリに登録されている写真から自動的に人物の顔を抽出して、その人物に該当する人物タグ(人名)を示唆する機能が付いた。
この機能を生かすには、最初にユーザーが人物タグに氏名を入れる必要がある。そのあとは、ライブラリの写真から似た人を探し出して例示する。リストに該当する人物があれば、ユーザーが確定すると自動的に人物タグが入力される。これを何度も繰り返すほど、顔認識の精度は上がっていく。
あくまでソフトウェアによる画像認識なので、別の人物を同一人物として認識する場合もある。そういう場合は「無視」を選択すれば、その後は別人として認識するようになる。
人物タグを付けることで、写真の検索精度はより向上する。例えば、自分とある友人が写っている写真だけを検索しようとした場合、人物タグがないと、撮影日時などから検索するしかない。もし日時があいまいで、写真のライブラリに数万点もの写真が入っていたら、探し出すのは困難だ。
だが写真に人物タグがあれば、人物タグで「自分」を選択して、追加項目として「友人」を選択すれば、2人が写っている写真だけを検索できる。
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そのほかにも新しいPhoto Galleryでは、写真や動画をSkyDriveやFacebook、YouTubeやFlickrなどへ、簡単にアップロードできる機能が用意されている。この機能はプラグイン化されているため、例えば国内のSNSがプラグインを用意すれば、簡単に対応可能だ。もちろんマイクロソフトでは、プラグイン開発のためのSDKを提供している。
実際にPhoto Galleryを使ってみると、一般的な写真の管理や閲覧には十分な機能を持っている。これだけの機能があれば、有償の写真編集ソフトやフォトライブラリソフトは、大抵の人には必要ないだろう。Photo Galleryを使うだけのために、Windows Live Essentialsをインストールしてもいいと思えるほどだ。
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