フルーツみつ豆の清涼感は透過光が重要
吉田:フルーツみつ豆を撮る場合、重要なのは清涼感でしょうか。
三浦:そうだね。
吉田:清涼感のありそうな白い机の上で撮ってみたのですが、どうですか。
三浦:いや、これは無いだろう。
吉田:ダメですか。
三浦:寒天が濁っていて古そうにみえるよ。フルーツも色が悪くてなんか温くてまずそう。
吉田:温くてまずそうですか……。
三浦:じゃあ私が撮ってみようか。
三浦:同じみつ豆を撮ったんだけど、ぜんぜん印象違うだろう。
吉田:寒天やフルーツの透明感が表現されていますね。
三浦:今回はテクニックとして透過光を使っているんだ。
吉田:なるほど。
三浦:フルーツにはサイドライトでハイライトを入れ質感もきちんと描写している。
吉田:これらのテクニックでこんなにおいしそうに見えるんですね。
ポテチパッケージ撮影は「対角線ライティング」で
吉田:ポテトチップスの袋を撮りたいのですが上手く撮る方法を教えてください。
三浦:もう撮ったの?
吉田:これです。
三浦:ダメだな。製品名にストロボ光が映り込んでいる。あり得ないよ。
吉田:どうやっても映り込みが無くならないんですよね。
三浦:いい手があるんだよ。
吉田:ぜひ教えてください!
三浦:どうだい?
吉田:余計な映り込みもなく、ちゃんと袋の立体感も表現されています。
三浦:これは「対角線ライティング」というオリジナルテクニックを使ったんだ。
吉田:三浦さんオリジナルですか。
三浦:そう、「人物、商品、生き物の魅力を引き出す96例 プロが教えるデジカメ撮影テクニック」にやり方を詳しく書いているんでぜひ皆さんも試してください。
吉田:ああ、私のセリフを……。でもこの記事、まだ続きますよ!!