「琥珀色ライティング」で洋酒の芳醇さを描写
吉田:洋酒を撮りたいのですが、見ただけで飲みたくなるように撮る方法はあるんでしょうか。
三浦:じゃあそこに贈答品の洋酒があるけど撮ってみる?
吉田:じゃあお言葉に甘えて……。
三浦:酒、写ってないよ。
吉田:箱に入っていたら普通写せないじゃないですか。
三浦:あるんだよ、やり方が。
吉田:ご教授ください。
三浦:よし、ちょっと貸して。こうやってこうして……。
吉田:どうやっているんですか?琥珀色の酒が輝いていて美味そうです。
三浦:これが秘技「琥珀色ライティング」さ。なにカンタンな工作とLEDライトを組み合わせたテクニックなんで、誰でもすぐにできるよ。
吉田:これならボトルに中身が入っていることを見る人に伝えられますね。
ビールの「喉ごし爽やか」を伝える
吉田:いよいよビールがおいしい季節ですね。
三浦:イイねえ。
吉田:グラスビールを見ただけで飲みたくなるように撮るにはどうしたらいいんでしょうか。
三浦:まず撮ってみてよ。
吉田:はい。
三浦:こりゃまずそう。グラス上部の泡が貧弱だし、ビールの中にも気泡がない。ビールの色がよくない上にグラスに水滴がないので温そう。
吉田:ぜひお手本を!
三浦:じゃあ、撮ってみますか!じゃあちょっと準備させてください。
吉田:ビールが金色だ! まるでCMのビールみたいな色や泡で見ただけで喉がなります。
三浦:だろう(笑)。金色の液体、グラス内で踊る気泡、グラスから溢れそうな泡、グラスには水滴というものを4つのテクニックを組み合わせ、みんなが思っているビールのイメージを作り上げたんだ。
吉田:それで鏡とか注射器とかヤカンとか持ち出していたんですね。
三浦:具体的には……。
吉田:ということでそこから先は書籍「人物、商品、生き物の魅力を引き出す96例 プロが教えるデジカメ撮影テクニック」をご覧ください。
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