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T教授の「戦略的衝動買い」第104回

これぞ機能美! モンブランの新ボトルインクを衝動買い

2010年06月24日 12時00分更新

文● T教授

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今回手に入れたのは、デザインが一新されたモンブランのボトルインク「ミッドナイトブルー」だ(写真左上)

 「衝動買い」という言葉は、「=高額なムダ遣い」という文脈で使われることも多い。

 本来は、まったく購入の予定がなかったにも関わらず、何かの拍子でデザインや機能が瞬間的に気に入ってしまい、予定外の出費で購入してしまう行為を指すはずだ。だから衝動買いで手に入れたモノといっても、その後、気に入ってムダにならずに長く使える場合もあるし、すぐに飽きが来てしまう不幸なケースも出てくる。

 今回、筆者が衝動買いした独モンブランのボトルインク「ミッドナイトブルー」は、幸いながら長く使えるほうだった。

リニューアルした「ミッドナイトブルー」。コンセプトは変わらないが、見た目は直線が際立つハードボイルドなイメージになったパッケージはサイズが大きくて引き出し式のものを採用している

新デザインでも正しい「ブルーブラック」

 読者もご存じのように、いくつかの万年筆製造メーカーは自社でインクも製造、販売している。そのインクの提供形態には、「カートリッジ式」と「ボトルインク式」の二通りがある。前者はインクが入ったカートリッジを取り替えるタイプで、後者は「ピストンコンバーター」を使う万年筆で使える瓶入りインクだ。

 ミッドナイトブルーはボトルインク式で、中には「ブルーブラック」と呼ばれる、書いたときはブルーだが、乾燥してしばらくすると、限りなくブラックに近い色合いに化学変化するインクが含まれている。

 ブルーブラックの仕組みは、一般的に、インク中に含まれている「第一鉄イオン」がしばらくすると酸化し、「第二鉄イオン」に化学変化して沈殿することで、筆記した文字が紙に定着するというもの。

 単に染料で色を付けただけではない、正しいブルーブラックのインクは、太陽光や湿気によって変色しないうえ、防水性も高い。長く保存したい記録物に最適なので、昔から利用者は多い。

 モンブランのミッドナイトブルーは最近リニューアルしたが、そうしたブルーブラックの特性はきちんと守っている。

多少ミスマッチ感はあるが、筆者はルイ・ヴィトンの万年筆(オマスのOEM)でブルーブラックを使っているピストンコンバーター(手前右側の透明な円筒形パイプ)にボトルインクを充填する
独特のブルー系の色がシックな感じだ実際に書いて、しばらく放置すると限りなく「黒」に近い色に変化する
LAMYで書いた普通のブルーのインクとは大きく違うカラーイメージだ

「戦略的衝動買い」とは?

 そもそも「衝動買い」という行動に「戦略」があるとは思えないが、多くの場合、人は衝動買いの理由を後付けで探す必要性に迫られることも多い。

 それは時に同居人に対する論理的な言い訳探しだったり、自分自身に対する説得工作であることもある。このコラムでは、筆者が思わず買ってしまったピンからキリまでの商品を読者の方々にご紹介し、読者の早まった行動を抑制したり、時には火に油を注ぐ結果になれば幸いである。

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