本特集では、メーカーごとにオススメのPCケースを紹介してきたが、最後は、その他オススメ編と題して、これまで取り上げてこなかった3社の製品を1台ずつ紹介していきたい。
AV機器風アルミケースから独自デザインのゲーミングPCケースまで
幅広いラインナップを誇るシルバーストン
シルバーストンは、アルミ素材を利用した横置きのHTPC向けケースや独創的な構造を採用したゲーミングPC向けケース「Raven」シリーズから、オーソドックスなデザインのケースまで、幅広いラインナップを誇る。品揃えが充実しているので、用途や好みに応じて、最適な製品を選べることが魅力だ。ここではその中から、ゲーミングPC向けケース「Ravenシリーズ」の最新モデルRaven 2を紹介しよう。
Raven 2
●URL:http://www.mustardseed.co.jp/products/silverstone/case/sst-rv02b-w.html
●実売価格:1万9000円前後
マザーボードを90度回転させて取り付ける
ゲーマー向け大型ケースの新モデル
Raven 2は、マザーボードを90度回転させて取り付けるという、斬新な構造で話題を呼んだ大型ケースRavenシリーズの最新モデルである。初代Ravenは、サイズが28(W)×66(D)×61.6(H)cm、重量が15kgという巨大なケースであったが、Raven 2は、設計が一新され、サイズが21.2(W)×64.3(D)×50.3(H)cm、重量が12.5kgと、サイズは一回りほど小さくなったが、それでも一般的なミドルタワーケースに比べるとかなり大きい。特に奥行きがかなり長いので(高さよりも長い)、設置場所には注意したい。
フロントパネルは、中央が盛り上がったV字型デザインを採用しており、シャープな印象を受ける。初代Ravenは、マザーボードを90度回転して搭載することで、拡張スロットやI/Oポートを天面に出すというデザインを採用していたが、正面向かって左側にマザーボードの表側がくるようにマザーボードが搭載されており、その点については通常のケースと同じであった。しかし、Raven 2では、マザーボードの取り付け方が変わり、90度回転させただけでなく、正面向かって右側にマザーボードの表側がくるように設計されている。通常のケースでは、内部を見るための透明窓は左サイドパネルに設けられるが、Raven 2では、右サイドパネルに大きなプラスチック製の透明窓が用意されている。
サイドパネルを外すには、まずABS樹脂製のトップカバーを外し、次にサイドパネルを固定しているローレットスクリューを外せばよい。トップカバーはプラロック(ジュラコンキャッチ)で固定されており、工具を使わずに取り外しが可能だ。
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