PCと連携して無線LANアクセスポイントを設定
外観は「Nintendo DS」を半分にしたような感じで、背面の十字キーと2つのボタンがさらに携帯ゲーム機のような印象を強めている。利用する際は右手で本体を支えつつ、人差し指でシャッターボタンを操作するという一般的なカメラスタイルだ。
ボタン類は最小限に抑えられており、いわゆるモード切替ダイヤルのようなものはない。静止画や動画といった撮影モードの切り換え、フラッシュのモードやホワイトバランス、露出補正はすべてメニュー上で操作していく。
静止画、あるいは動画などの撮影モードの変更やセットアップ作業を行なうには十字キーの左を、フラッシュのオン/オフやホワイトバランスを変更する場合は十字キーの右を押して表示されるメニューを操作していく。
メニュー中心のインターフェイスのため、たとえば静止画から動画に切り換えるといった場合にはまどろっこしさが残る。ただメニュー自体はシンプルで分かりやすいので、慣れるのに時間はかからないだろう。
CEREVO CAM live!は無線LANが搭載されていることがウリの1つとなっているが、これを利用するためにはアクセスポイントに接続するための設定が必要となる。この設定の方法がかなりユニークだ。
通常であればソフトキーボードなどのインターフェイスを操作して、SSIDやパスワードなどを入力する方法を思い浮かべるが、CEREVO CAM live! ではPCと同社のウェブサイトである「Cerevo Life」と連携して設定する。
具体的には同社のCerevo Lifeで会員登録を行なった後、ウェブブラウザー上でアクセスポイントのSSIDやパスワードを入力する。すると画面上にQRコードが表示されるので、それをCEREVO CAM live!のカメラで読み取ると無線LANの設定が適用されるという流れだ。
このQRコードにはユーザー登録した際のIDも含まれているようで、無線LAN経由でカメラから画像などをアップロードすると、自動的にそのウェブサイトの自分のアカウントに反映される。このあたりの連携はシームレスだ。
撮影した静止画や動画のアップロード先についても、PCを使ってウェブサイト上で設定する。静止画と動画で個別にアップロード先を設定することが可能で、写真は「Flickr」、動画は「YouTube」などと使い分けられる。
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