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物欲AVコモノ道 第55回

PC不要でUstream中継ができる「CEREVO CAM live!」

2010年05月31日 12時00分更新

文● 川添貴生/インサイトイメージ

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PCと連携して無線LANアクセスポイントを設定

前面(左)と背面(右)。部分的にNintendo DSに似ている

 外観は「Nintendo DS」を半分にしたような感じで、背面の十字キーと2つのボタンがさらに携帯ゲーム機のような印象を強めている。利用する際は右手で本体を支えつつ、人差し指でシャッターボタンを操作するという一般的なカメラスタイルだ。

 ボタン類は最小限に抑えられており、いわゆるモード切替ダイヤルのようなものはない。静止画や動画といった撮影モードの切り換え、フラッシュのモードやホワイトバランス、露出補正はすべてメニュー上で操作していく。

CEREVO CAM live!のメニュー画面。十字キーで項目を移動できるため分かりやすい

CEREVO CAM live!のメニュー画面。十字キーで項目を移動できるため分かりやすい

 静止画、あるいは動画などの撮影モードの変更やセットアップ作業を行なうには十字キーの左を、フラッシュのオン/オフやホワイトバランスを変更する場合は十字キーの右を押して表示されるメニューを操作していく。

 メニュー中心のインターフェイスのため、たとえば静止画から動画に切り換えるといった場合にはまどろっこしさが残る。ただメニュー自体はシンプルで分かりやすいので、慣れるのに時間はかからないだろう。

撮影中の十字キーの右を押せば、フラッシュのオン/オフやホワイトバランス、露出補正の設定が可能。この写真はホワイトバランスを調整している

撮影中の十字キーの右を押せば、フラッシュのオン/オフやホワイトバランス、露出補正の設定が可能。この写真はホワイトバランスを調整している

こちらは露出補正の画面。0.5段単位で±2段まで調整可能

こちらは露出補正の画面。0.5段単位で±2段まで調整可能

フラッシュのオン/オフの設定。オートも用意されている

フラッシュのオン/オフの設定。オートも用意されている

メニューから無線LANを設定する項目を選んでいるところ

メニューから無線LANを設定する項目を選んでいるところ。といってもCEREVO CAM live!本体で設定できるわけでなく、PCのウェブブラウザー上で設定し、それをQRコードとして読み取ってカメラに反映する

 CEREVO CAM live!は無線LANが搭載されていることがウリの1つとなっているが、これを利用するためにはアクセスポイントに接続するための設定が必要となる。この設定の方法がかなりユニークだ。

 通常であればソフトキーボードなどのインターフェイスを操作して、SSIDやパスワードなどを入力する方法を思い浮かべるが、CEREVO CAM live! ではPCと同社のウェブサイトである「Cerevo Life」と連携して設定する。

ウェブブラウザー上での設定。ここでSSIDやパスワードを設定していく。なおカメラ上に無線LANアクセスポイントを10個まで登録できる

ウェブブラウザー上での設定。ここでSSIDやパスワードを設定していく。なおカメラ上に無線LANアクセスポイントを10個まで登録できる

 具体的には同社のCerevo Lifeで会員登録を行なった後、ウェブブラウザー上でアクセスポイントのSSIDやパスワードを入力する。すると画面上にQRコードが表示されるので、それをCEREVO CAM live!のカメラで読み取ると無線LANの設定が適用されるという流れだ。

 このQRコードにはユーザー登録した際のIDも含まれているようで、無線LAN経由でカメラから画像などをアップロードすると、自動的にそのウェブサイトの自分のアカウントに反映される。このあたりの連携はシームレスだ。

アップロードするウェブサービスを選択しているところ。指定した文章を同時に投稿することもできる

アップロードするウェブサービスを選択しているところ。指定した文章を同時に投稿することもできる

 撮影した静止画や動画のアップロード先についても、PCを使ってウェブサイト上で設定する。静止画と動画で個別にアップロード先を設定することが可能で、写真は「Flickr」、動画は「YouTube」などと使い分けられる。

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