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物欲AVコモノ道 第55回

PC不要でUstream中継ができる「CEREVO CAM live!」

2010年05月31日 12時00分更新

文● 川添貴生/インサイトイメージ

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手軽なライブ配信カメラとしての魅力は大きい

Cerevo LifeでのUstreamアカウントの登録画面。設定によっては、Twitterに告知することもできる

Cerevo LifeでのUstreamアカウントの登録画面。設定によっては、Twitterに告知することもできる

 では注目のUstreamでのライブ映像の配信をチェックしてみよう。事前にUstreamのアカウントの登録など、Cerevo Lifeで設定を行ない、その上でCEREVO CAM live!のメニューから「ライブ撮影」-「USTREAM」と選択する。あとはシャッターボタンを押すと映像がリアルタイムで配信されるという流れだ。

実際にCEREVO CAM live!を使って映像を配信しているところ。3秒ほどの映像のズレはあるが気にならないレベルだろう

実際にCEREVO CAM live!を使って映像を配信しているところ。3秒ほどの映像のズレはあるが気にならないレベルだろう

 画質は決してよいというわけではなく、フレームレートも高くないが、その場の雰囲気は十分に捉えられる。なお、今回はb-mobileのモバイルルーターである「b-mobile WiFi」とNTTドコモの3G回線を利用して配信してみたが、コマ落ちもそれほどなくまずまずスムースな映像を見ることができた。両者を組み合わせ、好きなときに好きな場所でリアルタイム配信ができるのはかなり楽しい。

Cerevo Life上のコントロール画面。一時停止にすると、Ustream上でもこの画面のように一時停止の文字が表示される

Cerevo Life上のコントロール画面。一時停止にすると、Ustream上でもこの画面のように一時停止の文字が表示される

 なお、Ustreamへの配信ではウェブサイト上から一時停止/開始をコントロールできる。このため、たとえば写したい場所に向けてカメラを固定しておき、好きなときに配信を開始してUstreamでチェックする、といった使い方もできる。

 Ustreamを使って気軽にライブ配信できるカメラとして、CEREVO CAM live!はかなり魅力的だ。単なるデジタルカメラ、あるいはビデオカメラとして見ると画質面での不満が残るが、ユーザーによってはインターネット経由でライブ映像を配信できるという機能はほかにはない吸引力がある。

 ただ、使い続けていると当然もっと高画質で配信したいというニーズが出てくるのは間違いない。一方で手軽な配信というところであれば、「iPhone」という強力なライバルが存在する。この両者の間でどう立ち位置を明確化していくかが今後のポイントになってきそうだ。


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