ネットワーク接続型の家電を開発しているセレボは5日、ビデオカメラやスマートフォンと接続して、パソコンを介さずにUstreamやニコニコ生放送といったライブ配信を可能とする「LiveShell Pro」を発表した。10月から販売を開始し、価格は直販サイトで5万4999円。Amazonやキバンインターナショナルからも販売を予定している。
LiveShell Proは、2011年10月に発表した「Live Shell」の上位モデル。解像度は1280×720ドットまで対応したほか、映像出力端子を新たに備えた。バッテリーは専用充電池を採用し、約3時間の連続駆動が可能(有線LAN接続にて、HDMI端子からの映像入力を用いて720pで配信した場合)。
各種設定は内蔵ウェブサービス「Dashboard」で行なえるので、ウェブブラウザーがあればできる。音量の調整や画質の変更、録画の開始・終了などといった基本操作から、動画へのテロップ挿入までパソコンやスマートフォンで設定できる。文字以外に、画像データも配信中にテロップ挿入可能だ。
インターフェースは、HDMI入力、コンポジット入力、マイク/ライン入力端子を備える。通信機能は10/100BASE-TX LANで、同梱されているUSB接続のWi-Fiアダプターを利用すれば、IEEE 802.11b/g/nの無線通信も利用できる。