ASCII.jpでは4月に家電ベンチャー「Cerevo」が制作している新型デジカメのインタビューをお届けした(関連記事)。無線LAN圏内に入ると画像を自動でCerevoのウェブサービスにアップロードして、そこからFlickrやTwitterに投稿してくれるのが特徴で、「写真を友達とシェアする」という用途に便利だ。
このたび、以前は明らかにされなかった製品のモックアップや詳細スペックが発表された。いったいどんなカメラなのか、早速見ていこう。
3G対応で「どこでも」アップロード!
今回の目玉は、無線LANだけでなく3G回線(HSUPA)にも対応したという点。といっても3Gモジュールを内蔵しているわけではなく、USB接続のデータ通信端末をカメラに刺して使うことになる。現時点ではイー・モバイルの「D21HW」などが対応端末として発表されている。
無線LANではどうしてもデータを送信する範囲が限られてしまうが、3G網を利用できればかなり広範囲で「撮って即アップロード」が実現できるようになる。ちなみに、USBデータ通信端末を差すことでCEREVO CAMを無線LANアクセスポイント化できるかどうかが気になるところだが、岩佐氏によればハードウェアの制約で不可能だそうだ。
制作時には、とにかく機能をシンプルにするところにこだわった。外観デザインも突起が少なくて非常にすっきりしている。