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鉄道ファン驚愕! 世界初、583系PCケース【前編】

2010年05月22日 18時00分更新

文● 藤山 哲人

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まずは磨いて埋めろ! でも一番メンドクセー!

 PCケースには電源ボタンやらHDDのアクセスランプやらが付いていて、583系ののっぺりしたフロントマスクを作るのに邪魔だ。そこで、筐体の凸凹を埋め、塗料やパテの食いつきをよくするために、全体をヤスリがけしよう。  はじめは、塗料や刻印を削るために200番台の荒目のヤスリでガシガシ削り、400番台で仕上げする。塗料は薄い色から何度か塗り重ねるので、仕上げはツルツルにしなくてもOK。

スポンジ全体がヤスリになっているものを利用した。ここまで磨くのに3時間……。メンドクセー!

 研磨が終わったら、細かいプラスチック粉が表面についているので、軽く水洗いしよう。そして乾き終わったら登場するのがコレ。

プラスチック用のエポキシパテ。DIYショップでだいたい800円ぐらい

必要なぶんだけ切り取って、白と青のパテがよく混ざるようにこねて利用する。10分ほどで硬化し始めるので素早く作業しよう

 プラスチック用のパテだ。コイツでスイッチやランプ、エンブレムの穴や凹みを埋めていく。このエポキシパテは、エポキシ接着剤と同じように、青いパテと白いパテをよくコネ合わせるとプラスチックに接着できるようになる。硬化が始まるのは、およそ10分後なので1つの穴に必要なぶんをちぎっては埋め、ちぎっては埋めを繰り返さないとダメ。

よくこねると油粘土のようになる

これを穴に押し込んで、表面が少し盛り上がるぐらいにパテ盛りする

 パテを穴に押し込み、少し丘状に盛り上がるぐらいに盛ること。こうして後から切ったり削ったりして、表面が滑らかになるようにしよう。

エンブレムの貼ってあった1mmほどの凹みにもパテを盛って平らに仕上げる

スクレイパーと呼ばれる刃物やヤスリで削り段差をなくしていく

 パテが完全に硬化するには1日ほどかかる。翌日は、駅などで床にこびり付いたガムなどをそぎ落とすスクレイパーなどを使って、盛り上がっている部分を大まかに切り取る。その後200~400番のヤスリで表面を滑らかに仕上げていくと早いだろう。

DIYショップにて500円ほどで手に入るスクレイパー。机の上で固まってしまった接着剤などを剥ぎ取るのにも便利

プラモデルなどで有名なタミヤのパテは、柔らかすぎて今回の工作には不向き

 パテで有名なのは、タミヤのチューブ式のプラパテだが、PCケースの穴埋めには適さない。なにせ柔らかすぎて穴の底にある穴から流れ落ちてしまうのだ。

(次ページへ続く)

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