このページの本文へ

前へ 1 2 3 4 次へ

ここが変わった! 早わかりOffice 2010特集 第1回

Office 2010の製品ラインナップと新機能の概要

2010年05月17日 12時00分更新

文● 二瓶 朗

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

コピー&ペースト

 ほかの文書やアプリケーションからコピー&ペーストする際に、ペーストした結果をあらかじめプレビューで確認できるようになった。例えば、Excelから表をコピーしてWordにペーストする場合、「書式を保ったままペースト」するのか、「テキストのみをペースト」するのかを、見た目で確認してから操作できる。

「ホーム」→「貼り付け」ボタンをクリックすると、各アイコンにカーソルを合わせるだけでペースト前にその結果を確認できる


Windows Liveとの連携

 ファイルを保存する際に、ファイル共有サービス「Windows Live SkyDrive」と連携して、直接クラウド上にファイルを保存することが可能となった。SkyDriveに保存する時点で、公開/非公開を設定できる。

SkyDriveに保存が可能

「ファイル」→「保存と送信」→「Webに保存」のあと、Windows LiveにサインインしてSkyDriveに保存が可能


スクリーンショットのキャプチャと挿入

 各アプリケーションで、スクリーンショットを簡単にキャプチャして挿入できる機能が搭載された。画面入りの文書をWordやPowerPointで作成する場合に重宝する機能だ。

ウインドウもしくは任意の領域をそのままキャプチャして文書に挿入

「挿入」→「スクリーンショット」をクリックすると、開いているウインドウもしくは任意の領域をそのままキャプチャして文書に挿入できる


IME 2010の無償配布

 Office 2010に付属する日本語入力システム「Microsoft IME 2010」は、パフォーマンスの向上や辞書アップデート機能などで変換能力が向上している。Office XP以降の正規ユーザーであれば、このIME 2010を無料で利用できるようになった。

 旧バージョンのIMEでは変換能力の低さが話題となったこともあったが、それらとリプレースして無償で使えるところに、IME 2010の性能の高さと、それに対するマイクロソフトの自信が見える。


ハードウェア対応による機能向上

 Office 2010では、DirectX 9を使ったGPUによる描画に対応している。これにより、テキスト表示がきれいになったり、拡大/縮小表示時のパフォーマンスが向上しているという。またマルチスレッドにも対応し、例えばExcelのピボットテーブルのデータ取得や並べ替え、フィルター処理などのパフォーマンスが向上する。巨大なデータの操作の際に効果を期待できそうだ。なおこれらの詳細は、本特集の別の回で解説する予定だ。

お詫びと訂正:掲載当初、Office 2010でのGPU使用に関して誤りがありました。ここに訂正するとともに、お詫びいたします。(2010年5月19日)

 次回以降は、特に個人/SOHOユーザーに関係する、Home and Businessエディションの各アプリケーションについて、その新機能や変更点について解説しよう。

■関連サイト

前へ 1 2 3 4 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン